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神楽は何時ものように遊びに、そして新八は買い物へと出掛けてしまった。
定春は春の陽気に誘われてかスヤスヤおネムだ。
・・・いや、何時もか、それ。
なんか考えてみればアイツ、寝過ぎじゃね?
散歩に行くぞって言っても、耳動かすだけだしよ。
誰に似たんだかダラケ過ぎじゃね?
いや、別に俺もそんなに散歩に行きたい訳じゃないけどね?
新八が言うから仕方なく行こうとしてるだけだからね?
だから定春が動かなくても全然いいから。
寧ろ大助かりだから、銀さん的にはっ!
神楽が一声掛けただけで動き出す定春を見たって、
手間が省けたな~。って感じなだけで?
別に新八達に 使えねぇなぁ。 なんて目でなんか
見られてないからっ!
・・・あ、やべ。なんか篭りたくなってきた。
別に全く意味なんてないけど、篭りたくなってきた。
まだ冬終わってねぇのか?これ。
ってか冬眠する体質だったかな、俺。
ポケッとソファに寝転びながら、ぼんやりと考えて見る。
・・・あ、したな、俺。冬眠。
寧ろ春夏秋冬するな、俺。
・・・よし、しよう。
今しよう。直ぐしよう。とっととしよう。
別に拗ねてる訳じゃないからね、これ。
定春に相手にされてないからとか、新八に置いてかれたからとか
そう言うのじゃ全然ないから。
単なる冬眠だからね、これ。
や、もう春だから春眠か?
ま、どっちでもいいや、どうせやる事ねぇし。
・・・・一人だし。
って事で・・・と近くにあったジャ○プを顔に被せ、目蓋を閉じた。
あれからどれだけ時間が過ぎたのか、階段を上がってくる賑やかな
足音と声に意識が浮上した。
どうやら二人一緒に帰ってきたらしい。
・・・別にずるいとか思ってないからね、銀さん。
そうこうしている内に、豪快に玄関の扉が開く。
その音が扉の悲鳴に聞こえるのは俺の気のせいか?
「ただいまヨ~。定春、ちゃんと銀ちゃんのお守りしてたアルカ?」
「おいコラクソガキ。誰が誰のお守りだって?
外から帰ってきたんだし、まず顔洗って出直して来い」
ムクリと起き上がり、俺の隣を横切ろうとしていた神楽の頭に
チョップを食らわす。
「いや、まず洗うのは手ですよね。
神楽ちゃん、そしたらおやつにしようね」
新八の言葉に。神楽がキャッホーと雄叫びを上げながら
洗面所へと走っていった。
と言うか、それなら新八はまず何より先に
俺にただいまのチューをするべきだと思いますが?
手洗いで風邪防止する前に、
まず倦怠期を防止しなければいけないと思いますっ!
あ、やべぇ。俺今すっげぇいい事言ったんじゃね?
もう全国的な標語でよくね?これ。
って事で、坂田家家訓に新しく付け加えておこう。
「そう言えば銀ちゃん。知り合いにマダオ臭撒き散らしている
おっちゃんって居るアルカ?」
そんな事を考えながら、ソファに座りなおしていると、
プラプラと手を振って水気を切りながら居間へと戻ってきた
神楽にそう聞かれた。
「あぁ?オマエこんな素敵銀さんに
そんなむさ苦しい知り合い、居る訳ねぇだろ」
っつかちゃんと手を拭いてから来いっ!そう言うと神楽は
不思議そうに首を傾げた。
「なら友達に居るアルカ?」
「え、何で身近にランクアップ?
居ねぇよ、ダチにも」
「・・・銀ちゃん・・・大丈夫アルヨ。
孤独と絶望だけはきっと友達アル」
「神楽ちゃんんんん!!?
ちょ、人の話聞いてたぁ!?別に友達が居ない訳じゃねぇからね?
銀さん、人気者だから。街を歩けば声掛けられまくりだからっ!
っつうかそんな友達はいらねぇぇぇ!!!」
生暖かい目でとんでもない事を口走ってくる神楽に
突っ込みを入れる。
や、本当ウソじゃねぇから。
まぁ半分くらいはツケの催促だったりするけど。
・・・あれ?って事は、半分は『絶望』カテゴリー?
あ、でも『孤独』はねぇからっ!
だってアレじゃん?少なくともオマエ等は居る訳じゃん。
だから・・・って目を逸らすな、そこぉぉぉ!!!
生暖かい眼差しでもいいからこっち見ろよぉぉぉ!!
「こら、神楽ちゃんそんな事言っちゃ駄目でしょ?
マダオ臭だなんて銀さんの友達に失礼だよ」
お茶と煎餅を持って居間へとやって来た新八が神楽を諌めた。
「え、そっち?
銀さんも普通に失礼な事言われまくってたんだけど」
「で、お知り合いですか?そんな方。」
「あれ?新八君ってツッコミだったよね?」
「私達、知らない顔だったヨ」
「全スルーかテメェ等!!
っつうかマダオ臭だけで判る訳ねぇだろっ!」
呑み屋のヤツ等はそんなのばっかだよ!
そう言えば新八達は 確かに・・・ と言った感じで
頷いていた。
・・・あれ?やっぱ俺、碌な知り合いいなくね?
まぁいいや。深く考えるのはよそう。と、煎餅に手を伸ばす。
「で?それがどうかしたのか?」
そう聞くと二人はキョトリとした顔でお互いの顔を見ると、
「遊ぼうって誘われたんで」
と簡潔に答えてきた。
「・・・・・・・なんで」
「遊びたかったんじゃないですか?」
「や、だからなんでよ」
だって考えてみ?大人だろ?そう言って来たの、おっさんだろ?
しかもマダオ臭バリバリな!
普通に考えてなくね!?その状況!!
っつうか完璧不審者じゃねぇかぁぁ!!
そう言えば二人してコトンと首を傾げた。
「でも近藤さんも時々そう言いますよ?
顔の腫れが引くまで屯所に帰れないからって」
「マダオもそうネ。
気を紛らわしてないと泣きたくなるからって」
「桂さんもそうだよね。
ってかあの人は勝手に遊んでくよね」
「黒モジャはお土産持ってくるからいいヤツヨ。
迎えも早いし」
「そう言えば山崎さんとはきちんと遊べてないな~。
ミントンやろうとすると、大抵土方さんが来るから」
・・・とまぁ出てくるわ出てくるわ・・・
え、何ソレ。銀さん全然知らないんだけど。
何?何時もそんなに遊んでんの?銀さん抜きで?
っつうか辰馬って・・・来た事も土産も知らないんだけどぉぉ!!?
本当、テメーはもうOPEDだけでいいって
言ってんのによぉぉぉ!!!
・・・駄目だ。こいつ等を二人きりにしちゃ駄目だ。
世の中不審者で溢れまくってるわ、本当。
しかもこいつ等、警戒心全くねぇし。
俺は深々と溜息を吐いて、今後はそんな不審者共とは関わらない
様にと説教をした。
・・・て、なんでそんな不満そうなんだよ。
いいじゃねぇか、別にそんなんと遊ばなくったってよ。
っつうかそんなに遊びたいなら、代わりに銀さんが遊んでやらぁ!
そう言った時の二人の目といったらっ!
「「や、不審者とは遊んじゃ駄目って言われてるんで」」
「言った本人なんですけどぉぉ!!?」
****************
お久しぶりな更新な上グダグダですみませんι
まぁグダグダは何時もの事ですが(コラ)
ちなみに不審者が出たのはウチの近所です。
本気でやめてくれ・・・orz
遅くなりましたが、何時も拍手パチパチ有難うございますっ!
以下、拍手お返事。
ウノーサノー様
本っっ当にお返事が遅くなってすみませんっ!!(土下座)
そして拍手&ご感想、有難うございますv
母娘のツンデレレベル、上がってましたか(笑)
どうも自分自身開き直ってしまったようでvv
・・・しかし、その反面うっかりして超デレ状態に・・・orz
まぁ母娘が幸せなら、それでいいって事でv
でも、同士の方がいらっしゃって良かったです~vv
ですよね、やぱりそう言う展開になると、打倒坂田魂が
炸裂しますよねvv(コラ)
お言葉に甘えて、今後もこんな感じでガンガン突き進んでいく
つもりですので、これからもどうぞよろしくお付き合いくださいませv
・・・なんで物って探してもない時があるんだろう。
「新八~、ハンカチどこアルカ?」
ごそごそと棚の中を漁っていると、神楽ちゃんの暢気な声が
背後から掛けられる。
・・・訂正、なんで人って自分で探そうとしないんだろう。
・・・いや、ここの家の人達だけか・・・
僕はヒクリと頬を引き攣らせながらも、背後に向かって
少し大きめに返事をする。
「箪笥の引き出しの中だよっ!
何時も其処に入れてるでしょ!!」
少しは自分で探しなさいっ!・・・と言って見るが、多分無理だろう。
第一・・・
「お~い、新八~。爪きりまだぁ?」
一番の大人からしてこうだからね、ここっ!!
ダラダラとした雰囲気がこちらまで漂って来そうな銀時の声に、
新八の頬はまたヒクリと動く。
「まだですよっ!ってか最後に使ったの、銀さんでしょ!?」
ちゃんと元に戻しました!?そう聞き返すと、ん~?と曖昧な声が
返ってきた。
あぁ、チキショウ。絶対元に戻してないよ、あの人。
カクリと肩を落とし、僕は銀さんが爪を切っていた場所を
思い出しながら、爪切りの居場所を予想する。
あの調子だと、切った場所から然程離れていない所に放置
したのだろう。
そう思い、デスクの周りを見てみると・・・案の定、爪切りは
ジャン○タワーの狭間に鎮座していらっしゃった。
ちなみに今の銀さんの居る所は、その直ぐ横。ソファだ。
「・・・銀さん・・・」
「お、あんがとさん。」
「どう致しまして・・・じゃなくて、もう少し自分で探そうとか、
ちゃんと元に戻しておこうとか・・・」
「新八~」
呆れた顔で銀時に爪きりを渡す新八に、再び神楽の声が
かかる。
「私のハンカチはまだカ?」
「・・・箪笥の引き出しだって言ったでしょ?」
「甘いネ、新八。何時も同じだとつまらないから、
この間色々と入れ替えてやったネ」
「え、ちょ・・・はぁ!?」
とんでもない発言に、勢い良く振り返ればとてつもなく満足気な
笑顔の神楽が酢昆布片手にこちらを見ていた。
え?なんでこんな満足気なの、この娘。
ってか何してくれてんの、この娘ぉぉぉ!!!!!
慌てて箪笥を見てみれば、僕の記憶していたものがウソだと言うように
・・・いや、この場合神楽ちゃんの言葉が本当だと言っているように、
それまでと全く違うものがそれぞれ入っていて・・・
「ちょ、本当に何してんのぉぉ!!
しかも微妙にグチャグチャになってるしっ!!」
とりあえず引き出しを開けては中のものを取り出していく。
うわ・・・本当に色々と入れ替わってるよ。
普段洗濯物を箪笥にしまってくれって言っても動かないくせに、
なんでこう言う所だけはちゃんと動くかな!?
「な~、新八ぃ~。ハンカチまだカ?」
「あ、新八ぃ、古新聞どこ?」
そんなサカサカイライラと手を動かす僕に、またもや暢気な声が掛けられた訳で。
「アンタ等、少しは自分で動けぇぇぇぇ!!!」
次の瞬間、僕の怒鳴り声が万事屋に響いたのは言うまでもない。
「で、あの騒ぎだったって事かい」
カウンターの向こうでお登勢さんが呆れ顔で呟き、僕は申し訳なさそうに
肩を小さくした。
「ご迷惑をお掛けしまして・・・」
その言葉に、お登勢さんは深々と溜息を吐き出した。
「まぁう慣れたけどね、あの程度の騒音は。
しかし・・・どうしようもないねぇ、あの二人は」
「本当ですよ。」
お登勢さんの言葉に、今度は僕が深々と溜息を吐いた。
あの後どんなに怒っても、結局僕が全部探し出したのだ。
本当、なんであんなに人任せなんだろう・・・
・・・まぁ僕がつい手を出してしまうのが悪いんだろうけど。
だからと言って、あの二人も任せすぎだと思う。
「少しは自分で動こうって気にならないんですかね」
もう一つ溜息を吐いて、出してもらったお茶を一口飲み込む。
それと同じタイミングで、勢い良く店の扉が開かれ、
一瞬ビクリと体が震えてしまった。
あまりの勢いに何事だ?と振り返れば、そこにはちょっとだけムスッとした
顔の銀さんが。
「や~っぱりここに居やがったか・・・
お~い、神楽ぁ。新八見付けたぞ~」
銀さんが外に向けてそう言うと、大きな足音と共に神楽ちゃんの
マジでカ!?なんて声が聞こえてくる。
あれ?定春も一緒なのかな?
そう言えば散歩に行くって言ってたっけ。
でも、何で戻ってくるんだろ。
「どうかしたんですか?」
不思議に思って聞くと、銀さんは後頭部をかきつつ小さく息を零した。
「どうしたじゃねぇだろ。ったく、黙って居なくなるんじゃねぇよ。
探しちまっただろうが」
「え、探したってなんで・・・」
「あのよ・・・トイレットペーパーの替え、どこだっけ?」
「・・・・・・は?」
真剣な顔で言うもんだから、急用なのかと思ったのに・・・
今、何て言いやがった、この天パ。
「あ、本当に居たネ、新八!!
私のお財布、どっか行ったアル、早く探すネ!!」
このままじゃ酢昆布が買えねぇんだよぅ!!
銀さんの発言に頬を引きつらせていると、今度は神楽ちゃんが
飛び込んできてそんな事を言う。
いや、そんな泣きそうな顔しても知らないから。
って言うか昨日も同じような事言ってて、結局自分のポケットに
入ってたじゃん!!
・・・っつうか・・・
「僕を探す前に自分等で探せぇぇ!!」
なんて怒鳴り声が響き、再びお登勢さんに迷惑を掛けてしまったのは・・・
言うまでもない。
**********
でも新八だけは自力で探す旦那と娘です。
未だ余震の続く中、被災地にいらっしゃる皆様はとても不安な
日々をお過ごしだと思います。
先程、私の所も酷くはありませんが地震がありました。
ただ一度の地震でとんでもない恐怖です。
それが断続的にあると言う日々・・・本当、言葉もありません。
頑張られているのを知りつつも、頑張って下さい!としか言えない自分が
歯がゆいです。
そんな中ですので更新を自粛しようと思いましたが、
被災されなかった方々の中にも、不安な方々がいらっしゃると思い、
そんな方たちのほんの少しの気晴らしにでもなれば・・・と、そして
まだまだ被災された方達には、こんな辺鄙な所に来る余裕は
ありませんが、少しでも気持ちが届き、いつかここを見て笑って頂ければ・・・と、
拙いものではありますが、少しずつアップしていこうと思っています。
とりあえず皆様、元気な人はもっと元気出していきましょう!
出来る事は少ないですが、それでも何かはあります。
例え地震が収まっても、先はまだまだ長いです。
それを少しでも支えていけるよう、元気出していきましょう
・・・何が言いたいのか意味不明ですみませんι
拍手パチパチ、有難うございます。
お返事はまた後日させて頂きます。
びっくりしましたι
仕事をしてたんですが、最初眩暈と間違ったんですねι
なんか他の皆さん、普通でしたし。
でもなんか看板とかが揺れてて、アレ?と思ってたら・・・
帰宅後、テレビ見て本気でびっくりです。
避難されてる方々、不安でたまらないと思います。
少しでも早く、余震がおさまってくれるよう、祈らずにはいられません。
地震、本当に怖い(泣)
拍手パチパチ、有難うございますv
以下、拍手お返事
3/9 23:26の方
拍手&コメント、有難うございますvv
い、いいんですか、こんな感じでっ!!
アリなんですか、こういった形もっ!!
あ~、もう本気で嬉しいです~v
ちゃんと~なんてとんでもないっ!有難いお言葉の数々に
俄然やる気が出て来ましたv(←単純ですみませんι)
調子に乗って、これからもガンガン頑張らせて
頂きますので、これからもどうぞよろしくお願いしますvv