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銀魂(新八中心)の同人要素満載のサイトです。 苦手な方はご注意を。
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昨日は蒼さんの所の絵チャに再びお邪魔させて貰ってましたvv

『初めまして☆』な方たちばかりの中、途中から乱入させて頂いたのですが
優しいお嬢さん方ばかりで滅茶苦茶幸せタイムを過ごしてきましたv
しかも絵師の方が、これまた眼福なモノを描いてくださってまして・・・

私、今なら三十巻をきっちり読める。

と思いました(←銀/新パワー満タン)

構って頂いた皆様、本当に有難うございましたv

是非、愛させて下さい(待てι)





そして、五万打企画なんとか終了となりましたが、
もしリクしたのにアップされていないという方がいらっしゃったら
お手数ですがご一報、お願いいたします。

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新八と神楽は仲が良い。
偶に喧嘩もするけれど、気が付けば仲直りしている。
ぶっちゃけ、本物の兄弟よりも仲が良いかもしれない。

・・・ま、これは神楽限定だけどな。

新八のシスコンぶりは筋金入りだからね。

まぁ既に家族のようなものであるから、それは別に
いいんだけどよ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 


その日、朝珍しく自主的に起きると、既に押入れは蛻の殻だった。

思わず時計を見れば、奇跡の時間、六時半。

俺以上にありえない神楽の起床に、大きく頭を傾げる。

あ、でも腹が減ったら起きそうだ、あいつは。

そんな事を思って台所へ行こうとした時、玄関の開く音と
二人分の聞き慣れた声が耳に入ってきた。

「あれ?銀さんが起きてる。
これなんて白昼夢?」

「本当ネ。もしや腹が減って起きてきたアルカ?」

「テメーじゃねぇんだからんな事で起きるか。
単なる奇跡だ」

どうもまだ頭が働いていないらしい。
なんか自分さえも敵に回した気分だ。
ってかオマエらもそれで納得すんなよ。
頼むから否定する優しさを持ってくれ。

「まぁいいや。朝食の用意するんで、少し待って下さいね」

軽く流し、新八が台所へと向う。
それを見送り、俺は顔を洗う為行き先を台所から洗面所へと
移した。

そして居間へと帰ってくれば、ソファに座り、ニコニコと嬉しげに
手元を見ている神楽。

「なんだ、そりゃ」

覗いてみれば、綺麗に並んで押された判子の数々。

・・・あぁ、そう言えば何が楽しいんだか
ラジオ体操に行ってるって言ってたっけ、コイツ。

という事はその帰りにでも新八と会ったって感じか・・・

神楽が居なかった理由と、新八と共に帰って来た理由が
判り一人納得していると、神楽の手元のカードが二枚ある事に
気付いた。

不思議に思い聞いてみると、なんと新八の分だという。

「え?新八も一緒に行ってんの?」

そう言うと丁度朝食を運んできた新八が、何当たり前の事
聞いてんだ。という表情を向けてきた。

「幾ら明るいって言っても、まだ人通りも少ないですからね。
神楽ちゃん一人で行かせられる訳ないでしょ?」

何かあったらどうすんですか。と少し怒って言う新八に
ちょっと首を傾げる。

や、コイツにある何かって何ですか?

聞いてみたいが怒られそうなので止めておく。
うん、少しは頭が動いてきたな、俺。

「大体一人じゃ起きれないでしょ、神楽ちゃん」

あ、それは納得。
俺は大きく頷いた。

・・・ってかそれなら新八は何時に起きてここに
来てるんだろう。

今日、それを理由に泊まっていけと言ってみようと心に誓い、
俺は出来立ての朝食に手を合わせた。

 



 

昼頃、買い物に行くと言う新八に、今朝心に誓った事を
言ってみた。
すると難なく了解を貰えて、ほんの少しラジオ体操に感謝する。

ウキウキ序に買い物に付き合おうかと聞けば、
それはいいです。と答えられた。

なんでも神楽が荷物持ちとして一緒に行くらしい。

・・・成る程、これ程の適任者はいないな。
大半が神楽の胃袋に入るもんだし。

・・・で、さぁ。ちょっと聞きたいんだけど・・・

「なんでオマエ等手ぇ繋いでんの?」

そう、一体どういった訳か、目の前の二人は仲良く手を繋いでいたりする。
や、前から偶に繋いでるけどね?
だからこそ、前々かせ聞いてみたかったんだけどね?

すると、神楽と新八は一瞬顔を見合わせ、次にコトリと
首を傾げた。

まさに『何か変?』『ん~?別に~?』状態だ。

「や、だから手・・・」

それでも負けずに再度問い掛けてみると、新八が だって・・・と
口を開いた。

「神楽ちゃん、すぐにどっか行っちゃうんですもん。
危ないでしょ?」

・・・いや、だからオマエは一体神楽を何歳だと・・・

「財布の中身、並びに通帳の残高が」

そう言った新八の視線は、何処か遠くを見ていた。

・・・うん、そうだね、ごめん。
神楽が何歳とか、そう言うのが問題じゃなかったな。

神楽が神楽である事が問題だったな。

俺は心を篭めて、『気をつけていってらっしゃい』と
二人を送り出すことにした。

 

 

 

 


夜、今日は新八がお泊りと言うことで少しだけ下のババァの
トコで呑んで帰ってくると、何故か新八が風呂場の前に座っていた。

しかもどうやら神楽が風呂に入っているらしい。

おいおい、何やってんの?それ、神楽よ?
銀さんじゃないだよ?
間違ってんじゃねぇよ。

「間違ってるのはアンタの思考回路ですよ」

「げっ!銀ちゃんそこに居るアルカ?
新八、さっさと追い払うヨロシ!」

風呂場から聞こえてきた声に、新八は はいはい。と腰を上げると、
呆然と立っている俺の背を押して居間へと移動させた。

「え?何?なんでこうなんの?
ってかオマエ何やってたんだよ」

「僕は神楽ちゃんの話し相手ですよ。
一人で入ってるのって暇なんですって。
ってか当然でしょ。神楽ちゃんもお年頃なんだから、
少しは気をつけて下さいね?」

新八はそう言うと俺をソファへと座らせ、神楽に呼ばれるまま
風呂場へと戻っていった。

・・・多分、思考回路が間違ってるのは
俺だけじゃねぇ。

そう思い、文句を言いに行ったら、ものっそいスピードで
濡れタオルが顔に飛んできやがった。

・・・タオルって人、殺せるよな、これ。

 

 

その後も、夜寝ているとお腹が空いたと神楽が起こしに来て、
新八が夜食を作りに行ったりだとか。

(ちなみに俺がお誘いしたら、顔面に拳が飛んできた)


ご飯が足りなくなれば新八が自分の分をあげたりとか。

(しかもあーんって!!)


俺はお菓子一つしか許してくれないのに、神楽は
二つまでかってやったりしたとか。

(おまけに帰りにまた手を繋いでいて、俺には代わりにと
荷物を渡された)


友達の家まで迎えに行ったりだとか・・・

(酔い潰れた俺の場合は、その辺に捨てられた)

 

 

 




 

「・・・オマエ、神楽の事甘やかし過ぎじゃね?」

「だって可愛いんですもん」

「銀さんも十分可愛いと思うんだけど・・・」

「だって可愛いんですもん」

「いや、だから」

「だって可愛いんですもん」

「・・・・」

 

 


その日、俺が枕を濡らしたのは言うまでもねぇよ、コンチキショー。

************
五万打企画第八弾。友人かがみからのリクで
「私の愉快な日常を銀/魂キャラで」
と言う事で、愉快かコノヤロー。
最初はスルーする気満々だったんですが、
「絶対スルーするよね」と言われたので
あえて書きましたよ、えぇ!
ちなみに姪と私のささやかな日常話です。

・・・可愛いんだから仕方が無い。






以上で五万打企画は終了となります。
参加して下さった皆様、読んで下さった皆様、
本当に有難うございましたvvv

これからもどうぞよろしくお願いしますv
 

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相変わらずB/A/S/A/R/Aってます。

特に姪が。

でもまだまだお子様なので、難しい所は
私に丸投げです。

で、こっちはウキウキと、それこそ頬を緩みっぱなしで
プレイしようとした所、姪に怒られました。


「何を笑っている!これは戦だ、命のやり取りだ。
気を引き締めていけぇぇ!!!!」







・・・ウチにはプチ武将様(小学四年生)が居られる模様です。



以下メルフォお返事

白様
ご感想、有難うございます~vvv
あの兄ちゃんで良かったですか!
ナイスセクハラ・・・最高の褒め言葉でございます~vvv
多分今後もあんな感じで新ちゃんイジリを
していくんだと思います、ウチのトコの兄ちゃんv
銀さんには本当、頑張ってもらわないと!(笑)
ここもこんな感じでダラダラと続けていくつもりですので、
またお気軽に遊びに来てくださいませvv
嬉しいお言葉、並びに企画参加本当に有難うございましたv

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ある日、街中を歩いていると『お兄さん、お兄さん』と
声を掛けられた。

・・・あぁ、またか。

僕は声を背に、大きく息を吐く。

とりあえず聞こえる声からすると、相手は男性だ。
そうなると大抵声を掛けてきた用件が読めてくる。

多分強制ATMか街角アンケートだ。

どうも僕は気弱に見えるらしく、こういう輩が後を絶たない。
ちなみにちらしやらティッシュやらもガンガン
目の前に差し出される性質だ。

・・・や、それは嬉しいんだけどね?
今日もがっつり山ほど貰ったけどね?
ちらしだって、家に帰ってメモ用紙にする予定だけどね?

でも、それ以外は歓迎できない。・・・と、僕はその声を
無視して進もうとしたが、相手もしぶとく、
声だけでなく僕の肩を掴んできた。

あ~、もう面倒臭いなぁ!

ここはガツンと言ってさっさと帰ろう・・・と、僕は
目一杯顔に迷惑ですと書いて振り返り・・・




「あぁ、やっとこっち見た。
ね?ちょっと俺に殺されてみない?」




視線の先で物凄い笑顔を浮かべている神威さんの言葉に、
本気で泣きたくなった。

「あ、間違った。君相手だったら
ちょっと俺に犯されてみな・・・」

「すみません、ちょっと浮かれてました。
ガツンなんて言えるレベルじゃありませんでした。
え?何コレ。普通に歩いてただけなのに、
なんで突然死亡フラグ?
しかも回避不可能的な!!」

「やだな~、死亡フラグだなんて。
どちらかって言うと痴情フラ・・・」

「言わせねぇよ!?
無理ですから、どちらも拒否しますから。
全力でフラグ折にまわりますからね、僕っ!!」

ニコニコと笑顔のままでとんでもない事を言い出す神威さんに
そう言い渡すと、 なんだ残念。 と全く残念そうでない顔
向けられた。

・・・なんだろう。ほんの数分の間で
物凄く疲れたんだけど。

もう今すぐにでも家に帰って倒れ込みたい気分なのだが、
目の前の神威さんから逃げ切れる可能性がまったく
見えない
ので、小さく息を吐き出すだけにしておく。

・・・ってかこの溜息で僕の今の気持ちを判ってくれないかな~?

なんて希望を持ちながらちらりと見てみれば、
満面の笑みでコトリと首を傾げ、差していた傘の持ち手を変えて
空いた方の手でガシリと僕の腕を掴んできた。

・・・ですよね~。
判る気、サラサラなさそうですし、
判っても気にしなさそうですもんね~。
寧ろ判っててやってそうですもんね~。

「で?今日はどうしたんですか?」

溜息を吐くぐらいは許されるだろう・・・と、僕は再び盛大に
息を吐き出しながら問い掛ければ、暇だったから。と
なんとも簡潔で判りやすいお答えが返って来た。

あぁ、そうなんですか、お暇だったんですか。
ちなみに僕は暇じゃないんですけどね?
この後買い物に行って万事屋に帰って洗濯物とか取り込んで
お風呂の掃除なんかもしなくちゃいけないんですけどね?

・・・ま、貴方には全く関係ない事なんで、
絶対無視されそうですけど、そこら辺。

とりあえず僕は暇潰し相手に選ばれてしまったらしい。
お茶でも飲む?と手を引かれ、近くの公園へと連れ込まれてしまった。

・・・うん、とりあえず公園で本当に良かったと思う事に
しておこう。

 

 

 






 

「しかし不思議なトコだね、ここは」

言葉通りお茶を買って貰い、公園のベンチに二人で腰掛けていると
不意にそんな事を言われた。

「何がですか?」

問い返せば、これこれ。と言って大量のポケットティッシュを
ポケットから取り出してきた。

「タダでこんなにくれるなんて、変だよね?」

「あ~、そうかもしれませんね?
僕なんかはもう普通になっちゃいましたけど」

寧ろ買うのが勿体無くて、自ら貰いに行く勢いだ。
だが、神威さんにとっては不思議らしい。
他にもこんなのを貰ったと色々と出してくる。

そう言えば神楽ちゃんも最初は不思議がってたっけ。

ポケットティッシュを貰い、

『本当にいいのか、後悔しないアルカ!?』

と何度も念押ししていた記憶がある。

「ま、いいんじゃないですか?
配ってる方もお仕事ですし、貰えるものは貰っとけば」

「そっか。じゃあこの金も遠慮なく貰って・・・」

「ちょっと待ってください」

そう言った神威さんの手元には、何故だか数個の財布があって。

「ちょ、アンタ何やってんですかぁぁ!!!」

「ん?や。なんか歩いてたらくれたんだよ、自主的に」

・・・すみません、それどんな状況ですか。
寧ろどんな状況下を作り出してたんですか、アンタ。

「ちなみにこっちは気持ち悪いおっさんがくれたヤツ」

そう言って出したのは、帯にくるまれた分厚い札束で・・・

「・・・本気で何やってんですか」

ってかどんな意味で差し出したか判らないけど、
ものっそい勇者がいたもんだな、おい!

「ま、これだけあれば一食分ぐらいにはなるよね。
奢ってあげるから一緒に食って、んで食わせて」

「すみません、色々ツッコミたいんですが
あり過ぎて面倒くさいんでとりあえず・・・」

ニコニコな神威さんの言葉に手を翳して待ったを掛け、


「お先失礼しまっす!!!!」

 

と、僕が勢い良く逃げ出したのは言うまでもない。














逃げ切れたどうかは・・・また別の話・・・なんだけどね。


************
五万打企画第七弾。白様からのリクで、
「神新で新ちゃんをナンパ」というものでしたが・・・
如何だったでしょうか。
なんか所々不適切な兄ちゃんが出てきてしまった
ような・・・ι

こんな感じになってしまいましたが、
少しでも気に入って頂けたら嬉しい限りです!

企画参加、有難うございましたvv

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その日、久し振りに纏まったお金が入った万事屋は、
外食へと出かける事にした。

「・・・って言ってもラーメン屋だけどなぁ」

「うるせぇなぁ、自分の腹の具合を考えてから
文句言いやがれ。何も言えなくなるから」

「まぁまぁいいじゃないですか、幾松さんのラーメン
美味しいし。
大体自分で作らなくて済む上、片付けしなくてもいいなんて
それだけで最高だよ、うん」

なんだか涙が出てきそうになる様な事を言いながら、
ウキウキと店の扉へと手を掛ける新八。

 



「お、銀時達ではないか」

 



そんな万事屋を迎えたのは、何故だかウェイターの
格好をした桂であった。

「・・・間違えました」

思わず開けた扉を閉める銀時。
だが、すぐに中から扉は開けられてしまう。

「なんだ、飯を食いに来たのではないのか?
旨いぞ、幾松殿のラーメンは。
ちなみに俺のお勧めは蕎麦だ」

「うるせぇよ。間違えたって言ってんだから
そのままにしとけよ。開けんなよ、見逃せよ、
寧ろ消えろよ、お前」

「なんだ、俺の出迎え方が間違ってたのか?
『お帰りなさいませ、ご主人様v』とでも
言えば良かったのかぁぁ!?」

「キショッ!!マジでキショイんだけど、コイツ!!
何なんだよ、お前。一体どんな店に通ってんだよっ!!」

「あぁ、でも新八君とリーダーは違うな。
リーダーは『お嬢様』で、新八君は『若奥様』か?」

「それは良しっ!!
寧ろ『坂田さん家の』ってつけて下さい」

扉を挟んでギリギリと力を睨み合う銀時と桂。
その銀時の背後に、神楽の蹴りが勢い良くとんだ。

「うるせぇヨ。私は腹が減ってるアル。
さっさと入るネ。ちなみに私は『お嬢様』じゃなくて
『工場長様』ヨ」

店の中へと跳んで行った二人に、思いっきり温度の低い視線を
飛ばしながら神楽はカウンターへと腰を降ろし、
とりあえずラーメン大盛りネ!と幾松に声を掛けた。

「・・・別にいいけどね。扉だけは直しといておくれよ?」

「ははは、本当すみません。
後できっちり直させますんで、アソコの馬鹿共に」

呆れた顔を向ける幾松に、新八も軽く頭を下げつつ
神楽の隣へと腰を降ろす。

「でも・・・なんで桂さんが?」

僕もラーメンお願いします。と言いつつ、新八はちらりと
未だ床に倒れ込んでいる二人へと視線を向ける。

「あぁ、なんか金も持たずに食べに来たから
半殺しにしてやろうと思ったら、勝手にアレ、やりだしてね」

止めるのも面倒臭いから。そう言って調理を始める幾松に、
漸く起き上がった銀時がカウンターへと近寄ってきた。

「おいおい、商売する気あんのかよ。
言っとくけどあれ、完璧な営業妨害だからね?
しかも飲食店に長髪ってどうよ?
せめて取れ、そのヅラ」

「ヅラではない、桂だ!!
で、銀時は何を注文するのだ?チャーハンか?」

「あぁ!?なんでチャーハンなんだよ。
さっきお前、蕎麦勧めてなかった?
ま、俺はラーメンだけど」

「よし、幾松殿。
チャーハンお願いしま~す」

「何聞いてたぁぁ!!?
ラーメン、絶対ラーメンなっ!」

ギャーギャーと騒ぎ出す銀時と桂に、新八と神楽は
呆れた視線を向け、

「はいはい、判ったから二人とも座んな。
・・・扉直してからな」

「「・・・はい」」

幾松はキラリと包丁を向けたのであった。

 

 

 

 





「あぁもう神楽ちゃんてば!
そんな急いで食べなくても誰も取らないってば」

大口を開けて麺を啜る神楽に、新八は甲斐甲斐しく口元を拭き、
世話をする。

「おい新八、そいつに構ってると麺のびるぞ?
さっさと食べさせろって、銀さんに」

「何でだよ。
自分で勝手に食べて下さい!」

「え~、ならせめてフーフーして」

「・・・ウザッ」

「銀時!何をやっておるか。
さっさと食べないと幾松殿の美味しい麺が本当に
のびるではないかっ!
ほら、貸せ。フーフーしてやるから!!」

「いらねぇよ。
毒霧じゃねぇか、それ。
ってかそっから入ってくんじゃねぇ!
こっから先は坂田さん家の食卓なんですぅ~。
不法侵入とみなして鼻割り箸すんぞコラ」

「ちょっとよしておくれよ。
割り箸だってタダじゃないんだから」

「え?ツッコムとこそこなんですか、幾松さん

「さすが幾松殿、店主の鏡だな」

「・・・それでいいんですか、桂さん」

少しばかり哀れみの色を浮かべながら桂を見る新八だったが、
直ぐにクスリとした柔らかい笑みへと変えた。

「でも、仲が良いんですね、お二人って」

そう言って幾松と桂を見る新八に、隣の神楽も
うんうんと頷いた。

「全くネ。入ってきた時、まるでいい年してフリーターな
バイト君とその店主に見えたヨ」

「や、それそのまんまだからね?」

「それを言うなら、リーダー達は健気に働く従業員と、
給料はやらずに世話ばかりかけてるダメな大人の集団

見えたぞ?」

「それもその通りですけど、そんなほんわりした笑顔で
言う事ではないですからね?桂さん」

「ちょ、新ちゃんんん!!?
それもそんな笑顔で言う事じゃなくね?
ってか坂田家だから!俺達見たまんまの
新婚夫婦とじゃじゃ馬娘の理想的家族だからっ!!
っつうか本当、こいつ邪魔なんだけど!!?」

無銭飲食なんだからさっさと警察に突き出せよ、こいつ!と
幾松に食って掛かる銀時だったが、幾松は微かに肩を
竦めてゆるりと口元を上げた。

「・・・ま、今日一日きっちり働いて返して貰うわよ。」

「・・・どんだけ高い蕎麦だよ、それ」

はぁ。と肩を落とす銀時に、桂はふふんと自慢げな笑みを浮かべた。

「俺のは幾松殿のお手製だからな。
それぐらい仕方なかろう」

「俺らのもそうだってぇの。
ってかアレだから、俺なんて毎日新八のお手製だからね?
でもなんか悔しい気がすっから、
やっぱフーフーお願いします、新八君!!」

「すいませ~ん、
お冷のお代わり貰いますね~」

「え?スルー!!?っつうかお前はいいんだよ、ヅラ!
坂田家に入ってくんじゃねぇぇぇ!!!!」

***************
五万打企画第六弾。団子様からのリクで、
『万事屋家族と桂×幾松のお話』との事でしたが
如何だったでしょうか?
深く深く妄想を働かせて貰えば、
なんとなく桂幾な雰囲気が見えてくる・・・ような?(お前ι)

夫婦茶碗は出ませんでしたが、少しでも
楽しんで頂ければ嬉しい限りですv

企画参加、有難うございましたvv

拍手[0回]


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銀魂の新八受け中心、女性向けブログです。 BL、やおいなどの言葉を知らない方、また、知っていて嫌気をを感じる方は、ご注意を。 また、出版社様、原作者様、その他関係者様方とは一切関係ありません。
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