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銀魂(新八中心)の同人要素満載のサイトです。 苦手な方はご注意を。
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少しだけ過ごしやすくなった夜、万事屋のテレビには少し時期外れの特番が
流れていた。
それを横目に、チラリと隣に座っている銀さんを見る。

・・・あ、貧乏揺すりだと思ったら、
全身プルプルしてるよこの人。

僕は小さく息を吐き、静かに銀さんに擦り寄った。

って、この程度でビクつくなよ、おい。

「・・・銀さん、無理しない方がいいですよ?」

「あ、あぁぁ!?何言っちゃってんのかな、新八君は~。
銀さん、全然無理なんかしてないよ?あ、判った。
アレだな、アレ。オマエ、怖いんだろ?あ~、もうお子ちゃまだなぁ、おい。
銀さんなんかアレだよ?24時間延々見てても平気だよ?
寧ろそれを糧にマラソン出来ちゃうぐらいだよ?」

「その時の伴走は貞○アルカ?」

「そうそう貞○。スタートと同時にテレビから出てきて
延々と銀さんの後ろを・・・
ってウソォォォォ!!!」

そう言って勢い良く立ち上がり、自分の背後を見る銀さん。
その瞬間、画面からタイミング良くドロドロとした効果音と
人々の悲鳴が聞こえ、序に銀さんの悲鳴も聞こえた。

・・・キャーッてなんですか、キャーって。

 

 

「銀さ~ん、もうテレビ消したから大丈夫ですよ?」

流石にこれ以上は可哀想だろう・・・と、渋る神楽ちゃんを説き伏せ、
心霊特集なる特番をやっていたテレビを消した。

そして半ば意識を飛ばしかけて固まっている銀さんに声を掛けると、
漸く銀さんの体がピクリと動いた。
そして恐る恐る・・・といった具合に視線をテレビへと向けると、
大きく息を吐き、ソファへと背中を預けた。

「あ?なんだよ、消しちゃったの?やっぱアレか、怖くなっちゃったか。
ダメだね~、アレはもう一つの風物詩だぜ?
それを楽しめないとは、風流人には程遠いなぁ、お前ら。」

片手を軽く振り、先程までの自分を遠い宇宙に葬り去ったかのように
語りだす銀さんに、

「別に大丈夫ヨ。私は粋な女ネ、風流を楽しむアル」

そう言って神楽ちゃんはテーブルに置いてあったリモコンに
手を伸ばした。
・・・が、その先にリモコンの姿はなく、神楽ちゃんの手は
空振りに終わる。

見ればそそくさとリモコンを懐に収めている銀さんが。

思わず白けた視線を送ってしまう僕達に、銀さんはヘラヘラと
笑みを浮かべた。

「いやいやいや、アレだよ?神楽ちゃんは十分粋だよ?
でもさ、お前シティ派じゃん?そうなるとさ、あぁ言う田舎臭いっつうか
子供騙しみたいなもんは無用だと思うわけよ、銀さん。」

寧ろ見たらシティ派の名が泣くね!拳を握り締め、そう力説する銀さん
だが、その拳は込めている力とは無縁の所でプルプルと震えている。
神楽ちゃんはそんな銀さんを半目で見詰め、ズイッと手を差し出した。

「無駄じゃないアル。寧ろ子供社会にとって前の晩にやってた
番組は大事ネ。それにシティ派としては都市伝説
抑えておきたい事柄ヨ」

だから寄越せヨ、リモコン。そう言って更に突き出される手を
銀さんが力いっぱい叩き落す。

「抑えるなぁぁぁぁ!!!!
大丈夫だって、既にお前の胃袋が都市伝説になってっから!
ある意味一番の恐怖だから、本当ぉぉぉぉ!!!
だからもうお眠りになって下さいませ、コノヤロー!!!!!
子供がこんな遅くまで起きてるんじゃありませんんん!!!」

神楽ちゃんの寝床を指して叫ぶ銀さんに、思わず頬が引き攣る。

・・・銀さん、まだ八時です。
おまけにちょっと涙目になってます。

でもソコは突っ込まずに、僕は神楽ちゃんへと視線を向けた。
多分この二人だけだと話が終わらない。

「神楽ちゃん、明日早くに出掛けるって言ってなかったっけ?」

ならもう寝た方がいいよ。そう言うと神楽ちゃんは小さく声を上げる。

「そうだったネ!銀ちゃんに構ってる場合じゃなかったヨ。
さっさと寝て体力回復しとかないとヤバイネ!!!」

神楽ちゃんは僕に明日起こして貰う時間を告げ、今までの事を忘れたかのように
定春と共に寝床がある部屋へと向かっていった。


や、起こすのはいいけど、体力回復しとかないと
いけない用って、なに?


一応明日神楽ちゃんには危険な事はしないように言い聞かせるとして・・・
今はこちらだ。

そっと出て行った神楽ちゃんから視線を移せば、
安心したように体から力を抜いてソファに身を預けている銀さんが居た。
が、まだその顔は青い。

僕はクスリと笑い 大丈夫ですか? と問い掛けた。

その問いに、銀さんは何時ものやる気のない視線を返し

「は?何が?新ちゃんの言ってる意味が全然判んないんだけどぉ。
言っとくけどなぁ、銀さんは・・・」

「はいはい、もういいですから、クドイですから
ウザイですから、もう
それよりまだお茶飲みます?」

飲まないなら片付けちゃいますけど。自分の分と神楽ちゃんの分を
お盆に乗せそう聞くと、若干項垂れつつも もういいです。 と
自分の湯呑みをお盆に乗せてくれた。

「あ~、それよりよぉ・・・もう帰るのか?」

それを持って台所へ向かおうとした所、何故か銀さんも立ち上がって
後ろを着いて来た。

「えぇ、そろそろ・・・」

「んじゃ送ってってやるからさ」

もうちょっとだけ居てくなんい?縋るような口調でそんな事を言ってくる
銀さんに、小さく噴出す。

全くもう、そんなに怖いなら最初から見なきゃいいのに。
見栄張るからこんな事になるんですよ?

・・・まぁそれが判ってて見た僕等も悪いけど。

手に付いた泡を流しながらクルリと銀さんの方へと顔を向ける。

「別にいいですけど、いいんですか?銀さん。
そうなると帰り、銀さん一人になっちゃいますよ?」

僕の言葉に、カチリと固まる銀さん。

あ・・・やっぱり帰りの事までは考えてなかったんだ。

僕はフフッと笑い、固まった銀さんの手をそっと握り締める。

「ね、銀さん。どうせ今日も姉上遅いだろうし、僕泊まってっていいですか?」

明日早く神楽ちゃん起こさないといけないし。そう言うと あ~ とか
う~ とか言いながら、ゆっくり銀さんの頭が僕の肩口へと落ちてきた。

そして、ボソリと お願いします。 と呟かれ、ギュッと手を握り返され、
その手は寝付いたあとも離される事はなかった。



ってか、トイレにまで着いてくんなよ、おい。

*******************************
一度は書かねばなるめぇよ・な怪談系(笑)
ちなみに私は結構好物(おいι)

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「銀さ~ん、ちょっと手伝ってくださ~い」

机に足を乗せ、ダラ~っとしながら俺的聖書を読んでいると
和室から新八の呼ぶ声が聞こえた。

普段なら動かない俺だが、可愛い嫁さんの頼みだ。
仕方ねぇなぁ・・・と、重い腰を上げて和室へと向かった。

うん、別に昨日パチンコ行ってすって来たからって訳じゃない
銀さん、亭主関白だからね?
それぐらい男の甲斐性として認めさせてやるからね?
だからこれは、ゴマすりとかじゃ全然ないから。
愛妻家なだけだから、銀さん。

「どうかしたか~?」

自分に言い聞かせながらヒョコリと顔を出せば、
可愛いお尻がこちらを向いていた。


・・・人間、いい事するとそれなりの見返りが
あるもんなんだな。


「あ、銀さん!良かったぁ、動いてくれた。」

じっくり眺めていると、ついでに愛すべき顔がこちらを向き、
顔に似合わず辛辣な言葉を投げ掛けてきた。

・・・おいおい、動いてくれたってオマッ・・・
一体銀さんの事をどんな風に思ってらっしゃるんですかぁぁ!?
動くからね?銀さん、動くときはマッハ超えるから、本当!
ってか心底ホッとした様な顔、してんじゃねぇよ!!
可愛いけどムカツクわぁぁぁぁぁぁあ!!!!!

カクリと肩を落とす俺に気付かず、新八は再び前に
向き直るとそのままの姿勢で言葉を発した。

「すみませんが玄関前の所に干してある布団、寄せてきて下さい」

「布団?」

そう言えば今日は天気がいいから・・・と、朝早々に起こされたっけ。
相変わらず収まりの悪い髪をワシワシと掻きながら、その時の事を
思い出していると、新八の機嫌の良い声が そうですよ~。 と
弾むように返されてきた。

よくよく見れば、新八も干してある布団をよせている所だった。

「あれ?パンパンって叩かないのか?」

何時もなら親の敵のように・・・
思わず土下座して
謝り倒したくなるぐらいの勢い
で叩いてるのに。

そう思って問い掛けると、ちらりと見えた横顔が苦笑するのが見えた。

「なんか叩いちゃダメらしいんです、アレ。
なんでも、叩くと干して死んだダニを
結局家中にまたばらまくことになっちゃうそうで」

こうして払うだけでいいそうなんです。そう言って新八は手でササッと
布団の上を払うと、小さな掛け声と共に部屋の中へと布団を寄せ入れた。

「ふ~ん、そうなんだ~。・・・てかドコで仕入れてきたの、
その豆知識」

「お登勢さんです。この間布団叩いてたら教えてくれたんですよ」

矯めになりますよね。そう言ってニコニコ笑う新八に、ウルセェだけだよ
と鼻を鳴らす。

そうか・・・豆知識じゃなくて知恵袋か、オバァちゃん的な。
ってかあのババァは新八の事をどのポジションで認識してんだ?
なんか既に十代の男の子が持つ知識じゃねぇんだけど・・・

・・・てあぁ、アレか。
嫁か、俺の。

ならいいや、うん。
ババァ、ナイス認識。

うんうんと納得し、俺は布団をよせるべく玄関へと足を向けた。

 

 


「お~い、よせて来たぞ~」

「あ、有難うございます。ちゃんと払ってくれました?」

布団を抱えて和室へと戻ると、既によせた布団を畳み、部屋の隅へと
置いた新八が迎えてくれた。

「当然だろ?銀さんはやる時はやる子よ?」

「もう既に『子』って時代は過ぎてますけどね」

そう言って俺の腕から布団を受け取ると、一瞬固まり、次に
よせたばかりの布団へパフッと顔を埋めた。

「やっぱり干すと違いますね。太陽の匂いがします。」

満足げにフフッと笑う新八に、思わず頬が熱くなりそうになる。

もうなんなんだろう、この子!!
一々可愛すぎるんだけどぉぉぉ!!!!
十代ってこんなんか!?こんなキラキラしてんのかぁぁ!?
お陰で銀さん、無駄にギラギラしそうなんですけどぉぉ!?

「あ、後銀さんの匂い!」

「あぁ?俺の?」

ニッコリと笑ってそんな嬉しい事を言う新八に背を向け、
隅に寄せられた布団の横へと腰を下ろす。

本当、ヤバイ。凄くヤバイ。
なんかもう見たら絶対引くぐらい、顔が赤くなってるよ、銀さんんん!!!

「そんなもん、本当にすんのかね?」

せめて気付かれないように・・・と、畳まれた布団へと
顔から上半身を倒れさせる。

そんな俺の頭上で、新八が心外そうな声を上げてるのが聞こえた。

「しますよ!まず加齢臭とぉ・・・・」

おいぃぃぃ!!!!
もう本当、そう言うの止めてくんないぃぃぃ!?
マジ傷付くから!!きっちり否定したいけど、もしかしたら・・・
って不安も隠しきれない
微妙なお年頃だから、銀さん!!

新八の言葉に言い返そうとした瞬間、フワリと香ってくる匂いに
気がついた。

これは・・・

「後、甘~い匂い!」

ね、銀さんの匂いでしょ。そう言って直ぐ横に布団を置く気配がした。
チラリと視線を送れば、自分と同じように布団に体を預けている
新八の姿が。

なんかすっげー幸せそうな顔してんのな、オマエ。
しまりねぇよ?おい。
・・・ま、俺も同じようなもんだけど。

クスリと笑って一つ息を吸う。

「こっちはオマエの匂いがするぜ?」

「え?どんな匂いですか?」

「勿論銀さんの好きな匂い~♪」

「ファブっていいですか、それ」

サクッと斬られ、ガクッと凹む。

「おいぃぃぃ!!!何ソレ、どういう意味ぃぃ!?
いいじゃない?銀さんの好きな匂いでいいじゃないぃい!!
あ、でも大丈夫。銀さん、幾らファブられても
新ちゃんの匂いは判るから!
どんなんでも銀さんの好きな匂いだから、
新ちゃんの匂いは!!」

「なんか変態臭いです、銀さん。
でもそっか~、僕の匂いか~」

そこまで言うと新八は嬉しそうに笑みを浮かべた。
俺はそれに少しだけ首を傾げる。

「んなの当たり前だろ?コレ、オマエの布団じゃん?」

そう言うと益々新八は笑みを深めた。

「ですよね。僕の布団ですもんね、ソレ」

よし、じゃあ神楽ちゃんのもよせてこよう!そう言い新八は
勢い良く立ち上がり、玄関へと向かった。

あぁ、そう言えばもう一つあったっけ。

先程目にした光景を思い出し、俺もその場を立ち上がる。

「いいよ、銀さん寄せてくっから」

「本当ですか?じゃあお願いします。
あ、それと僕、今日泊まってきますから。」

折角のフカフカお布団ですもんね。そう言って笑う新八に、
俺は背を向けて軽く手を上げることで了承した事を告げる。

や、別に態々言わなくてもいいんだけどね。
あれ、アイツの布団だし。
ここ、アイツの家でもあるし。

そして干されている神楽の布団を寄せていると、丁度下に居た
ババァと目が合い、面白そうに笑われた。

「アンタ、夏場の綿菓子みたいに溶けてるよ、顔」

うるせーよ、ババァ。
いい年してんだからこういうのは見逃せよ!
仕方ねぇだろ、幸せなんだから!!

悔し紛れに俺は大きく、干されてた布団を一つ叩いた。

********************
二世帯住宅・万歳☆(待てι)

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「じゃぁ今日のHRはコレで終わりなぁ」

さっさと帰って迷惑掛けないよう引き篭もってろよ~。と、相も変わらず
やるきのない声と言葉で終わりを告げてくる担任に僕は一つ息を吐いた。

 

夏休みが始まる前の日、目の前の担任から告白まがいな事を告げられた僕は、
とりあえず逃げた。

だって突然の事だったしね。
なのになんかドキドキしちゃったからね。

だから、逃げた。

一般的な常識を持った大人になりたいと思っている僕にとっては、
当然の結果だろう。

そりゃ~先生の事は、なんだかんだ言っても好きな方だと思う。
あ、別に変な意味じゃなくてね?
普通に、そう先生としては尊敬出来ないけど、一緒に居ると楽しい。
じゃなきゃ、頼まれたって毎日の様に準備室の掃除をしに行ったり
お弁当を分けて上げたりしない。

でも、だからって付き合うとかデートとかはないと思う。

だって僕達は先生と生徒なのだ。
ドラマとかではよくある設定であっても、現実にそれをしてしまうと
色々と問題があるだろう。

ない。本当ないよ、ソレ。
僕は見掛け通りの地味ライフを送れればそれでいいのだ。
一般的な常識人になるのだ。

だからあの時感じたドキドキもなかった事にした。

・・・なのに、次の日の朝、何故か僕のウチの玄関に現れた先生を
見て、再びドキッとしてしまったのだ。

まぁそれはデートの誘いなんかではなく、残務処理の
手伝いをして欲しい・・・てモノだったんだけど。

勿論僕は丁重にお断りした。

折角の夏休みだって言うのに、なんでそんな事をしなきゃいけないんだ!
扱き使うのにも程があるだろう!!
って言うか僕のトキメキを返せよ、コノヤロー!!!!

あ、ウソ。最後のはウソ。違います。
全然そんな事思ってないから。単にムカついただけだから。

で、さっさと追い返したのだけれど、先生は次の日もウチにやって来た。
次の日も次の日もやって来た。

誘う内容は何時も同じ、仕事の手伝い。

なんなんだ、この人は。
夏休みの生徒に手伝ってもらわないといけない程切羽詰ってんのか!?


そんな日々が続いた結果、

「先生、いい加減にして下さい。折角の夏休みなんですからね!
幾ら来られても手伝いなんかしませんよ!?」

僕はとうとうキレて玄関の扉越しにそう言い放った。
全く毎日毎日、人の事なんだと思ってんだ!

きっとあの日言った事も冗談だったんだ。
そう言えばきっちりとした言葉を告げられていない。
からかって、あわよくば夏休みも手伝いをして貰おうと思ったのだろう。

最悪だ!!!

よく考えれば判る事なのに、何を真剣に考えてしまったのだろう。

悔しさに、少しだけ目の前が霞む。
すると、その霞んだ扉の向こうで、何かが当たる音がした。
そして続く先生の声。

「じゃあさ、手伝いはしなくていいから顔、見せてくんね?」


俺、オマエの顔見ないと一日が始まんないのよ。


言われた言葉に驚きつつも、つい勢い良く扉を開けると、物凄い音がした。
見れば下のほうで先生が頭を抱えて蹲っている。
どうやら少し前の何かが当たる音は、先生のオデコだったらしい。
結果、今のこの惨状と言う訳だ。

悪いと思いながらもつい噴出すと、恨めがましい視線を送られた。

それから、一応手当ての為・・・と先生を部屋に上げる。
時間は大丈夫かな?と思ってそう尋ねると、

「あ、それは大丈夫。別に行かなくてもいいし。」

と言われた。

・・・は?

「だって毎日ここに来て手伝えって言ってたじゃないですか?」

仕事、忙しいんじゃないんですか?冷やしてきたタオルを差し出しながら
そう聞くと、タオルごと手を掴まれた。
驚いて視線を先生を見ると、ソコには夏休み前、僕に告白まがいな事を
告げてきた表情と同じものがあって。

瞬間、ここの所なくなっていた胸の鼓動が聞こえた。

そんな僕の状態を知ってか知らずか、先生は掴んでいない手をゆっくりと
伸ばし、僕の目元にそっと当てた。

「なぁ、なんで泣いてたの?」

「え?」

最初、何を言われてるのか判らなかったけど、優しく目元を拭われ、
その手を自分の口元に持っていき、ペロリと舐めた先生を目にして
漸く先程までの自分を思い出した。

「ちょ!何してんですか!!!」

「うわ、新八、顔真っ赤」

「うっさい!!!」

んな事言われなくても判ってるよ!!!

ニヤニヤと笑っている先生を前に、
僕は未だ掴まれている手をブンブンと振った。
だが、一向に離れる気配がない。

「もぅ!!いいからさっさと学校行って下さいよ!!!」

「ん?だから行かないって。別に仕事ねぇもん」

「だからなんでないんですか!!!
仕事手伝えって毎日誘いに来てたでしょ!!!」

そう言えばさっきも答えて貰ってなかった。
僕はグッと視線に力を込めて先生を睨み付ける。
すると先生は困ったように笑うと、 あれ、ウソ。 と答えた。

「ウソって・・・え?何が?」

「だから仕事手伝えっての。」

そう言うと掴んでいた僕の手ごと、先生は濡れたタオルを自分の額へと
押し当てた。

「デートって言うと用心して絶対出てきてくんないだろ、お前。
あん時もさっさと帰っちゃうし。
でも仕事手伝ってって言えば、安心して出てきてくれるかなぁ・・と。
だからウソついたの。ごめんなぁ」

全然申し訳なさそうにしてない笑顔でそう言われ、怒る前に
あまりの子供っぽいウソにカクリと体の力が抜けるのを感じた。

だって僕が手伝うって言ったらどうしてたんだよ。

そう言うと、

「や、その時はきっちり手伝ってもらって、その後お礼と称して
デートに繋げる」

と答えられた。

・・・て事は、やっぱり仕事はあるんじゃねぇか!!!

仕方が無いので、その日は僕も手伝いとして先生と一緒に学校へ行った。

や、デートには繋げさせなかったけどね。

 

「ま、夏休みの学校の教室で二人っきりってのも
ある意味家デートのようなもんか」

帰り道、コンビニで買ったアイスを食べながら先生にそう言われ、
僕は思わずアイスを噴出しそうになった。

ドコまでデートに拘る気なんだ、この人は!!!

そう言うと、先生は前を見たままムスッとして答えた。

「仕方ねぇだろ。オマエが好きなんだからよぉ」

だから毎日会いたいし、デートもしてぇんだよ。

そう呟いた先生は、次の日もきっちりと僕の家へとやって来たのだった。

 

 

こうして夏休み前に告白まがいな事を告げられた僕は
夏休み中にきっちりと告白され、今に至る。
ドキドキは、なくなる所か増える一方だ。

本当、どうしてくれるんだ、コノヤロー。
責任取れっ・・・てなしなし。それなしね。
なんかソレこそ思う壺って感じだもん。


「あ、新八は残って先生の手伝いね~」

よろしく。と、力なく手を振って元凶である先生は教室を出て行った。

「大変だね~、毎日毎日」

「イヤな時はイヤって言えよ?
っつうかあんま甘やかすな、あのヤローを」

それを見送っていると、山崎さんや土方さんが気の毒そうに声を掛けてきてくれた。
僕はそれに乾いた笑いを返し、席を立つ。

そうだね。イヤな時はイヤって言った方がいいよね。

そう思うものの、足は自然と先生が待っているだろう資料室へと
向かって行った。

*************************
一万打企画であった3Z話のその後です。
エースさん、どうやらウチの新ちゃんは
夏休みの半分も逃げれなかったようです(笑)

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昼過ぎ、朝からとっつぁんに呼び出され、グダグダと長ったらしい話をされて
漸く帰って来た屯所で、見慣れた・・・しかしこの場所では見慣れない
姿を見掛けた。

「・・・なんでここに居んだぁ?」

「ん?どうしたトシ・・・って、あれ?新八君??」

ポツリと呟けば、一緒に帰って来た近藤さんもソイツに気付き、
驚きの声を上げた。

その声に、それまで廊下でウロウロと所在無げにしていた丸っこい黒頭が、
一瞬身を竦め、こちらを振り返った。

「あ、近藤さん、土方さん。えっと・・・お邪魔してます?」

そう言って軽く頭を下げる新八に、軽く手を上げながら答える。
っていやいや、違うだろう。
礼儀正しい事はいい事だが、何分ここは真選組の屯所内。
しかも隊士の部屋の前の廊下だ。

言葉としては正しいが、一般人がお邪魔して良い場所じゃない。

その事を問い質そうと、タバコを口から離そうとしたが、その前に
近藤さんが声を出した。

「むさ苦しい所で悪いね。でもなんでココに?」

俺が聞きたかった事を数十倍和らげた感じで近藤さんが問い掛けると、
新八は困ったようにチラリと傍の部屋の障子を見やり、
次に俺達の傍へと足早にやって来た。

「実はその・・・」

そう言いかけて、再びチラリと先程の部屋へと視線を飛ばす。

なんだ?あの部屋になんかあんのか?

「総悟の部屋に何か用でもあるのかい?」

新八の様子に、近藤さんも不思議そうに首を傾げ、そこに視線を向けた。
その言葉に漸く俺も、新八の気にしていた部屋が総悟の部屋だと
言う事に気がつく。

同じように視線を飛ばすが、別に変わった様子もなく静まり返っている。

訝しんでいると、新八は ちょっと・・・ と言って俺達の腕を掴み、少し先にある
曲がった所まで引っ張っていった。
そして総悟の部屋が見えない所に体を押し込むと、漸くここに居る
理由を話し出した。



どうやら先日、総悟は休みで暇だと言って新八の元へと行ったらしい。
新八の方も万事屋での家事を終えた所だったので、その暇つぶしに
付き合ったらしいのだが、途中で隊士が迎えに来たらしいのだ。

・・・で・・・

「何やってんですか!!全然暇じゃないでしょ!!!
っつうか休みでもないじゃん!!!」

「休みだっつぅたら休みでィ!ちゃんと出勤日程確認したんだからねィ。
・・・・夢の中で」

「目を覚ませぇぇぇぇえ!!!
もう、さっさと行って仕事してきて下さいよ。
ってか税金分はきっちり働きやがれ」

「あ~もうウルセェなァ。オマエは俺の母ちゃんか。
丁度いいや、母ちゃん、メシ

「母ちゃんじゃねぇぇぇ!!!
って言うか、働かない人に食べさせるご飯はありません!!」

「んだよぉ、なら旦那はどうなんでィ?」

「・・・ソコは突っ込まないであげて下さいよ。
人間、最低限の優しさは必要ですよ?」

「だねィ。すいやせん、旦那」

「ごめんなさい、銀さん」

「って、ちょっ!アレェェェェ!!!?
なんで?なんで行き成りここで銀さんんんんん!!!?
可笑しいよね?明から可笑しいよね?コレ。
ソコで銀さんに謝る理由が全然判んないんだけどぉぉぉ!!?
って言うかその生暖かい眼差し
やめてくんないぃぃぃ!!!」

 



「・・・て、居たのか、あの腐れ天パ」

「居ましたよ?仕事もしないで居るから空気みたいな
存在でしたけど」

キョトンとした顔で首を傾げる新八を見て、少しだけ銀髪に同情した。

だってこの顔、めっちゃ当たり前の事言ってるって
顔なんですけどぉぉ!!


・・・まぁアレだ。色々と言いたい事があるが・・・アレだ。
ザマァミロ。


ヘッと脳裏に浮かび上がった天パを鼻で笑い、話を続ける。

とりあえず、そんな押し問答の末、万事屋から総悟を追い出したらしい。
だが、そこである事柄が頭を過ぎり、俺は頭をガシガシと掻いた。

あ~、なんて言うかよぉ・・・


そんな俺に気付かず、横で近藤さんが不思議そうに首を傾げる。

「いやでも昨日は総悟のヤツ、確か休みだったような・・・」

そうだな、近藤さんの言うとおり休みだったな。


昨日の朝の時点では。


「変更になったんだよ、それ」

深く息を吐きながらそう呟くと、目の前の新八も苦笑して

「みたいですね」

と呟いた。

「今朝山崎さんと会って、それを知りまして。
で、代わりに今日が休みだって聞いたもんですから
昨日言い過ぎちゃったお詫びと、今度こそ暇潰しに付き合おうと
思って」

「んな侘びなんざいらねぇよ。
大体確認もせずにさっさと出て行った総悟が悪ぃんだからよぉ」

ケッと煙を吐き出しながらそう呟くと、近藤さんが困ったように
眉を下げながら、まぁまぁ と肩を軽く叩いてきた。
そして新八に視線を向けると、

「で?アソコでウロウロしてたって事は、総悟は部屋に居ないのかい?」

と、問い掛けた。それに対し、新八は総悟の部屋へと視線を
飛ばして それが・・・ と口篭った。

「・・・居るには居る・・・みたいなんですけど、
出てきてくれなくて・・・」

困ったようにそう告げる新八に、俺も近藤さんも暫し呆然とする。

って事は何か?
もしかしてアレか?

拗ねて出て来ねぇのか?アイツは!!

一体何歳児のつもりだ、あのヤローは!!
打たれ弱いにも程があるだろう!!!

どうしたらいいですかね?と問い掛けてくる新八に、放っとけ と
手を振ろうとしたが、そうする前に妙に笑顔な近藤さんに阻まれた。

そして機嫌良さ気に新八を手招きすると、寄って来た新八の
耳元に口を寄せ、何事かを囁いた。

何を言われたのか知らないが、言われた新八は訝しげにすっと眉を顰める。
だが近藤さんは 大丈夫大丈夫 と、笑いながら
その背を総悟の部屋へと押した。

その勢いに、新八は何度かこちらを振り返りながらも足を進めていく。
一体何を言ったのか聞きたかったが、近藤さんは楽しそうに口元に
人差指を立てるばかり。

まぁ見てれば判るか・・・と、二人でそっと首だけを出して眺めていると、
部屋の前まで来て漸く覚悟を決めたのか、
新八が大きく息を吸ったのが判った。

そして・・・

 

「そ~ちゃん!!あ~そ~ぼ~!!!!」

 

 

・・・・あ?

耳に飛び込んできた言葉に、口にしていたタバコがポロリと落ちそうになる。
隣を見れば、酷く穏やかな眼差しでそれを見詰める近藤さん。

・・・いや、ない。ないだろぉ、アレは。

アンタ一体あいつ等を何歳だと認識してんだ?
てかここがドコだか判ってるのか?
仮にも対テロ組織の真選組屯所なんですけどぉぉぉぉぉ!!!?

だが、頬を赤くし、自棄気味に新八がそう叫んだ瞬間、勢いよく
総悟の部屋の障子が開けられた。
そして出てきたのはこれまた顔を赤くした総悟。

「な、何言ってやがんだこのダメガネ!!!
年を考えろってんでィ!!」

慌ててキョロキョロと辺りを見回す総悟に、俺と近藤さんはさっと身を隠した。

いや、今まで拗ねてたお前が言うな。

身を隠したままそっと聞き耳を立てていると、新八のホッとしたような声が
聞こえてくる。

「あ、本当に出てきた」

「・・・まぁここは俺の部屋ですからねィ。居りゃ出てきもしまさァ」

「今まで出てこなかった癖に・・・まぁいいや。沖田さん、昨日は
追い出しちゃったりしてすみませんでした。」

「俺ァ傷付きましたぜィ。お陰で昨日から何も手に付かず、
絶賛昼寝タイム続行中でさァ」

「日頃と何も変わらねぇよ、ソレ。
って言うか結局昨日も仕事してねぇのかよ!!!」

そこまで言って新八が大きく息を吐く音がした。
あぁ、気持ちはよく判るぜ?

俺も盛大に吐き出したくて仕方ねぇ。
特に怒りを。


「ま、それなら暇してるって事ですよね?なら今日は僕の暇潰しに
付き合って下さい」

そう言って笑う気配がした。

「なんでィ、今日と言わず大抵暇してんじゃねぇか、新八は。
それに俺は今昼寝で忙しいんだがねィ」

「ならこの間の続きの遊びで良いですよ。沖田さんが寝たきりの植物人間で、
僕がそれを看病する弟ってやつ」

「あぁ、ドキ☆密着病棟24時・麗しき兄弟の絆は
治療費なんぞじゃ千切れない!!
ごっこですねィ」

「あ、お菓子あります?付き添いつつ食べるんで」

「ん~、確か山崎からかっぱらったヤツが・・・」

その会話を最後に、パシリと障子が閉められる音がして俺達は漸う
身を潜めていた場所から体を出した。


・・・てかどんな遊びをしてやがるんだ、あいつ等は。
明らかにそれ、遊びじゃねぇだろ。


大きく落とした肩に、ポンと手を乗せられる。
見ればにっこりと笑い顔の近藤さんが。
それを見て再び大きく息を吐く。

「・・・なんかすっげー疲れたぞ、俺は」

「まぁいいじゃないか。平和な証拠だろ?トシ」

「・・・・まぁな」


とりあえず、自分の休みの日はいつだったか・・・と思い浮かべつつ、
微かな笑い声のする部屋の前を通り過ぎた。

***************************
10代組は子供らしく(え?)日々遊んだらいいと思います。

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「ちょっと遅くなったネ」

最近陽が長くなってて油断した。

神楽は定春に跨り、赤く染まった空を見上げた。

今日も何時もどうり遊びに出掛けた。
ーうん、これはヨシ。

そして何時もどうり門限までには家に帰る予定だった。
ーうん、確かにそう思ってたアル。


だが、予定とは時にその通りに進まない事もある訳で。


「あいつのせいネ!」

神楽はギリッと拳を握り締めた。

そう、自分はきちんと時間を見て帰ろうと思ったのだ。
けれど珍しく仕事をしていたらしい沖田と途中で会い、つい何時ものように
死闘のゴングを鳴らしてしまったのだ。

まさに予想外の出来事。
(沖田の仕事が)

「定春!もっと早く走るネ!!」

オマエは白い彗星ヨ!!そう嗾ける神楽に、定春も答えるように一つ鳴くと、
周囲を無視してスピードを上げた。


ヤバイヤバイ。もう門限の時間過ぎたネ。
銀ちゃん、きっと家に居るヨ。
こう言う時に限って絶対居るネ、アレは。
で、こ憎ったらしい顔で説教するに決まってるネ!
別に怖くないけど、
マダオに説教される事ぐらい悔しいことはないネ!!

全く、自分の事は棚上げし過ぎて腰痛めろや、コラ!!!

せめて新八だけなら・・・あぁ、でも彼も私の帰りが遅いと
やっぱり心配そうなシケタツラをするネ。そう思う神楽の視界に、
見慣れた色が入り込んできた。

「あれは・・・・定春!!」

「わふっ!!」

名を呼ぶと神楽の意思が伝わったのか、前方に見えてきた人影目掛けて
定春が僅かに進路を変えた。
そして定春の足音に気付いたのか、前方の人影がこちらを向いた瞬間、
乗っていた神楽がその人影の襟首を掴み、自分の後ろへと引き上げた。

「か、神楽ちゃん!!?」

「おぅ!ぱっつぁん、乗ってくアルカ~?」

驚いたのは引き上げられた新八である。
目を大きく開きながらも、しっかりと定春に掴まる姿に、神楽はニヤリと
口元を上げた。

「いや、もう乗せられてるから。
・・・って、それより門限過ぎてるよ?」

ダメじゃない。眉を顰め、そう言う新八に神楽はすっと顔を戻した。

「仕方ないネ。乙女の時間は世間様が思っているより短かかったアル」

「や、意味判んないからね、ソレ」

「大体あのクソサドが真面目に仕事してなきゃ~よぉぉぉ!!!」

「乙女、そんな事言わないから!
何ソレ、また何かやらかしちゃいましたかぁぁ!!?」

「別に何もしてないネ。ちょっくら破壊活動しただけヨ。
サドが」

「・・・さっきそのサドは真面目に仕事してたって言いませんでしたか?」

「サドが真面目に破壊活動してたの間違いネ」

ニッと笑う神楽に、新八は大きく息を吐いた。

「でも遅れたのは確かだからね。知ったら銀さん、怒るよ~」

新八の言葉に、ウッと言葉を飲み込む神楽。

・・・やっぱりカ。

チラリと視線を向け、今日、居るアルカ?と問い掛けてきた。
それに新八は考えるように首を傾げると、

「ん~、多分もう居るんじゃないかな?僕が出掛ける前、ちょっと
出てくるって言ってたし」

ま、あの人の言う事だから当てにならないけど。苦笑する新八に
神楽はふとある事に気が付いた。

「そう言えば新八はなんでここに居るネ」

どっか行ってたアルカ?問い掛ける神楽に あぁ と笑うと、

「お登勢さんの手伝いでね。ちょっと届け物に行ってたんだ
思ったより遠かったから、途中で会えて良かったよ。」

乗せてくれて有難うね。そう言って定春の背を優しく撫でた。

「銀ちゃんは?知ってるアルカ??」

「一応メモ書きして来たけど?」

なんで?と不思議そうな顔をする新八に、神楽は 定春!! と名を呼んだ。
ソレと共に、更に加速は増していく。


ヤバイヤバイ、本当にヤバイネ。
こう言う時に限って、きっと銀ちゃんはもう家に居るネ!
誰も居ない家で、一人で待ってるヨ、私達を!!


万事屋で一人居る銀時の姿を思い描き、神楽はグッと眉間に皺を寄せた。

「神楽ちゃん?どうしたの?」

「いいから!早く帰るネ!!」

突然それまでの表情を一変させた神楽に、新八は一瞬怪訝そうな視線を
向けるが、直ぐにその頬を綻ばせた。
そして、そうだね。と呟くと、

「門限破っちゃったし、早く帰ろっか。で、今日は二人で
お説教受けようね」

だからもう少し頑張ってね。そう言って定春の背をポンポンと叩いた。
新八の言葉を聞き、漸く神楽も顔の強張りを解いた。

「違うネ。定春も一緒だから二人と一匹ネ!」

「あは、そっか~。じゃあきっとお説教タイムも三倍だ~」

「全く、年寄りは話が長くなっていけないアル」

「僕、今日帰れるかな?」

「きっと無理ネ。だから今日はお泊り決定ヨ」

三人で川の字アル~。とニシシッと笑う神楽の視界に見慣れた景色が入り、
そこに銀色の頭がウロウロとうろついているのが見えるまで、あと少し。

*********************
門限はきっと五時(笑)

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