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銀魂(新八中心)の同人要素満載のサイトです。 苦手な方はご注意を。
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溜まっていた洗濯物を干し終えてちょっと一息。
パタパタと揺れる洗濯物を目の前に、淹れたてのお茶を飲む。

なんだか達成感みたいなものがあってちょっと気分が良い。

・・・でもまたこれを取り込まないといけないんだよなぁ。

久し振りに休みを取ったからって、ちょっと調子に
乗りすぎたのかもしれない。

そうも思うが、まぁこんな時にしか出来ないんだし。と
自分を慰めた。

 





 

考えてみればお通ちゃん関連で休みは貰っても、
何もない日に休みを貰った事は殆どなかったっけ。

ボーッと青空の下の洗濯物を見つめながら、ふとそんな事を思った。

何時だって朝起きて万事屋に行くのが当たり前で・・・

あぁ、そう言えば銀さん達ちゃんと起きたかな?
朝御飯は昨日の内に用意してきたけど、ちゃんと食べたかな?

もうすぐお昼になるという時間なのに、そんな事を心配してしまう。

だってあの人達、寝汚いんだもん。
神楽ちゃんはお腹が減れば自分から起きてくるけど、
銀さんは・・・無理だな、うん。

あ、でもその神楽ちゃんに叩き起こされてるかな?さすがに。

お腹が空いて暴れまくる神楽に、言葉通り叩き起こされているだろう
銀時を思い浮かべて新八はクスリと笑った。

さすがにそこまでされれば銀さんも起きるよね?

で、きっと文句を言いながらもご飯の支度をするのだ。
それで待ちきれない神楽ちゃんがまた文句を言って・・・


「・・・よし、僕もご飯の支度しよっと」

新八は笑みを浮かべたままそう呟くと、腰を降ろしていた
縁側から上がり、台所へと足を進めた。

軽く食べて一休みしたら今度は掃除だ。

 





 


とりあえず普段使っている部屋を掃除し終わり、序だから
あまり掃除していない部屋もしようか・・・とうっすらと
埃を被っている畳を箒で掃く。

古いが広さだけはあるこの家は、結構そんな部屋があって
ちょっとだけいただけない。

「あっちはそんな事ないんだけどな~」

ポツリと呟く新八だったが、や、でも汚れ方は向こうの方が酷いか・・・と
苦笑する。

元々銀時だけが住んでいただけに、万事屋の部屋数は少ない。
少ないのだが、汚す輩が24時間常に臨戦態勢なので
それなりに掃除は大変だ。

まず銀時がジャン○タワーを築いている。
そして神楽はどんなに言っても寝転びながらお菓子などを
食べるし・・・

あ、これは銀さんも同じか。
あの人、隠れて糖分食べてるから、変な所に食べかすが落ちてるんだよね。

そして定春は抜け毛も出るし、外でついてきた泥も落ちる。

まぁある程度は玄関先に置いてある雑巾で拭ってくれるけど・・・
ってアレ?なんか一番定春がお利口さんじゃね?

「・・・少しは自分達で掃除してくれればいいのに」

そう言えば今日はちゃんとしていてくれてるだろうか。

動かしている手を止め、ちょっと考えてみる・・・が
直ぐに答えが出てきて大きく息を吐いた。

・・・無理だよね、うん。

寧ろそんな事願う方が無謀だ。

「あ~あ、明日が大変だ」

絶対文句を言ってやろう。そう心に決めるが、
その割りに少しだけ口元が緩むのも感じる。

だって埃を被っている部屋を掃除するより、
そっちの方がやりがいがあるもの。

ま、程度ってもんがあるけどね。

 

 




 

 


「あ、もう乾いてる」

掃除も大体終わったところで、洗濯物の確認をする。
天気が良かったせいか、大量の洗濯物は完全に乾いていた。

少し早いがこれを取り込んで、後は今日の夕飯の支度をして・・・

新八は洗濯物を抱えながら、ふと銀時達の事を思い浮かべた。

そう言えば銀さん達、ちゃんとお昼食べたかな?
もしかして朝と一緒にしちゃったかな?
夕飯はお登勢さんの所で食べて下さいって言ってきたけど・・・
もしかしたら面倒臭がって、適当にお菓子でも食べてるのかもしれない。
って言うかちゃんと食器、水に浸けといてくれたかな?
洗うなんて奇跡はいらないから、それぐらいはして欲しい。

あ、それに洗濯物!
昨日の分は一応部屋干ししてきたけど、今日の分、そこら辺に
脱ぎっぱなしにしてないよね?
・・・って言うかちゃんと着替えたよね、今日。

煩く言うヤツがいないから・・・とダラダラしている
二人が目に浮かび、新八は大きく息を吐き出した。

・・・もう夕方だけど、ちょっとだけ顔出してこようかな?
どうせ家の事は、この大量の洗濯物を畳むだけだし。
買出しにも行きたいし。

そう決断すると、新八は洗濯物を取り込むスピードを速めた。

・・・と言うか。

クスリと新八の口元が緩む。

「折角の休みだって言うのに・・・ね」

考えることは家事の事ばかり・・・と言うか
銀さん達の事ばかりだ。

 

 

 

 

 

 


「さてっと・・・」

戸締りを終え、新八は買い物袋を片手に玄関へと向った。

途中で買い物をして、序に万事屋まで足を伸ばして。
・・・序の序に夕飯の準備もして・・・



そう予定を立てて草履を履こうとした新八の視線の先である
玄関の扉には、何故か見慣れたシルエットが三つ映し出されていた。

**************
我慢出来ません。

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