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銀魂(新八中心)の同人要素満載のサイトです。 苦手な方はご注意を。
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またもや前言撤回。

覗いたのは瀕死のペルーでした。

・・・て、ペルーって誰よ。

 

 

 


誰かが遠くの方で俺の名前を呼んでいる声がした。
後、なんかペチペチと言う音も。

・・・なんだ?一体。

震える目蓋を抉じ開けてみると、目の前にはきょとんとしている
図書委員が居た。

「あ、やっと起きた。大丈夫ですか、銀さん」

・・・や、違った。新八だ。
お下げだけど、セーラー服だけど。

「いや、その台詞はそのまま打ち返す。
え?何このプレイ。なんでそんな格好で俺のデコ、叩き続けてんの?」

ボーッとしたまま、横たわっている俺の頭の横でしゃがみ込み、
ひたすらペチペチとデコを叩き続けている新八を見上げる。

「・・・あれ?記憶飛んじゃいました?
ちょっと待って下さいね、今直してあげますから」

「や、いいから。ってか漢字違うからね?
叩いても直んないから、銀さんの頭はっ!」

それにどっちかって言うと叩きたい方だ、
性質で言えば。

とりあえず段々と強くなっていく新八の手を掴み、
叩くのを止めさせる。

・・・ん?こいつこんなに手首細かったっけ・・・

そこまで思い、俺は あぁ・・・と先程までの光景を
思い出した。・・・って、

「おぉぉぉいっ!スカートは無事か!?破れてないか!?
破れてるなら貸しなさい、銀さんが直してあげるから。
序に裾上げもガンガンしてあげるから、
破れてなくても貸しなさいっ!!」

「って貸さねぇよっ!!」

ガバリと起き上がったのに、新八の膝が俺の腹へと
落ちてきて、俺は再び横たわる羽目になった。

「っ!!!・・・ね、銀さんのお腹、破れてない?
なんかものっそい衝撃だったんだけど」

「そしたら布団針でガツガツ縫って上げますから
安心して下さい」

全く・・・と言って、新八はその場から腰を上げた。
・・・のでちらりと頭を動かしてみたら
物凄い勢いで頭の横に足が落ちてきた。

あ・・・あっぶねぇι
どうやら神秘と瀕死は=で結ばれているらしい。

ギロリと睨みつけてくる新八から目を逸らし、
何事も無かったかの様に俺も体を起こした。

「そう言やあいつ等は?」

話題を変えるべくそう問えば、新八は何故か視線を
遠くへと飛ばした。
何かと思って視線を同じように向ければ、
ソコにはとても風通しのよくなった我が家の壁が・・・

・・・これ、縫って直せたら良かったね、新ちゃん。

 





「とりあえず僕、買い物に行ってきますね」

少しの間、二人して無言で壁を見詰めた後、
新八がそう言って財布と買い物籠を手に取った。

「ん~、いってらっしゃ~・・・って
待て待て待て!」

何時もの様に出掛けようとしている新八に、俺は慌てて
待ったを掛けた。

「なんですか?お菓子は買ってきませんよ?」

そんな俺に、新八は胡散臭げな顔を返してくる。

「え?マジで。って違ぇよっ!
オマ、その格好で行くつもりか!?」

そう言って新八を指差せば、新八は不思議そうな顔で
首を傾げ、次に視線を降ろして自分の今の姿を
確認すると、あぁっ!と声を上げた。
そしてそのまま少し悩んでいると・・・

「ま、いいでしょ。着替えても
この髪じゃ変なだけだし」

じゃ、いってきます。と言って再び出掛けようとした。

うん男前だね、新ちゃん。
なんかもう見事なぐらい男前だよ。
もう惚れ直すしかないね、コレ。

「って違ぇぇ!!!ちょ、オマエそんなトコで男前度上げて
どうすんの!?
これ以上銀さんの心を
奪ってどうすんのぉぉ!!?」

「いや、別にいらないんで喜んで返しますけど」

「返品不可です。返さないで下さい。
寧ろどんどん奪っちゃって下さい。
って、だから違うって。そんな格好で出て行ったら
やばいだろうが、フツー!!?」

色々疑われちゃうよ?と言ってみるが、新八は何処吹く風。
ニコリと笑って俺の心配をも吹き飛ばした。

「大丈夫ですよ、きっと×ゲームか仕事か
銀さんの趣味ぐらいに思われるだけです」

「ヤバイのは俺の方ぉぉ!!?
っつうかなんでそんな何時も通りなんだよ」

普通慌てねぇ!?がっしりと新八の腕を掴んで
その場に引き止めつつ、疑問に思ったことを聞いてみる。

「あぁ、なんか数時間で戻るらしいんで」

「なら戻るまで待ってそれから買い物行けば
いいじゃねぇか」

俺にしては至って普通の事を言ってみた。
ってか普通そうだよな。特殊な性質の人以外は。

すると、何言ってんですかっ!と怒られた。

「タイムサービスは待ってくれないんですよ!?」

・・・成る程。
やっぱり新八は何処まで行っても男前だ。



 

 

その後、どうしても買い物に行くと言うので
俺もお供をする事にした。

考えてみりゃこの街で普通がどうのなんて関係ねぇや。
寧ろ攫われる可能性の方が高いし。

・・・って思ってみたらコノヤロー。
なんで行く先行く先、俺に説教垂れるんだよ、おい。
違うから、銀さんの趣味じゃないから。
オマエも否定しろよ、新八っ!・・・てあぁ、オマケして
貰ったの。え?幾らアレでも嫌なものは嫌って言って良いって?
なんなら鉄拳制裁してやれって?

へ~、そこら辺もうばっちりなのにね!

あ、いい弁護士も紹介して貰ったんだ。
うん、今は銀さんの方が必要かな、それ。

っつうかそこぉぉ!!
さり気なく見なかった振りしてんじゃねぇぞ、
このマダオがぁぁぁ!!!
せめて理由を聞いて下さい、
お願いします。
・・・や、電話番号とかは良いから。
ウチに警察の電話番号とか必要ないから、本当。

あ!?んだよ、今度はヅラかよ。
あ~はいはい。何時ものお決まりの台詞はいいから。
何?お前それ録音でもして持ち歩いてんの?
・・・いや、何それ。なんでエプロンなんて持ち歩いてんのよ。
や、差し出さなくていいから。
新八も受け取らなくていいからね!?
幼な妻にはエプロン、ある程度になったら割烹着なんて
特殊な図式披露しなくていいから、本当ぉぉ!!

大体セーラー服にエプロンなんてお前っ!

・・・ナイスチョイス、ヅラ。

って違う違うっ!違うから、新ちゃん!
それはあくまでヅラの趣味であって、銀さん的には寧ろ
裸にエプロンの方がっ!!
・・・て、あれ?なんで俺の手に手錠なんて掛かってるの?
あれ?おかしくね?新ちゃんの指定席は銀さんの隣だよね?
そんなマヨとかS王子の後ろじゃないよねぇ!?
ちょ、違うから。セクハラとかじゃ全然ないから。
そう言う特殊プレイでもないからね?
そんな『俺は判ってますぜ』的な顔も
しなくていいから、沖田君。
判って欲しいのはあくまで俺の無罪だからぁ!?
おい、新八!ちょっとこいつ等に説明を・・・て、え?
もうすぐタイムサービスの時間?
ならさっさと銀さんの無実を・・・っておぉぉい!
何気に新八を誘導してんじゃねぇよ、ジミー!!!

ちょ、本当にあの・・・


「せめてさっきの弁護士紹介して下さいぃぃ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


その後、迎えに来てくれた新八は、何時もの姿に戻っていました。

・・・うん、やっぱりその格好が一番いいわ、本当。

**************
五万打企画第三弾。あんもち様からのリクで
「新八、女体化する」と言う事でしたが・・・如何でしょうか?
最終的に争奪戦にならず、グダグダな感じに
なってしまったような・・・す、すみませんι

こんな感じになりましたが、少しでも楽しんで頂けたら
嬉しい限りですv

企画参加、有難うございました。

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