忍者ブログ
銀魂(新八中心)の同人要素満載のサイトです。 苦手な方はご注意を。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。





買い物の帰り道、天気も良いし・・・と少しばかり遠回りしていた
銀時と新八、そして神楽は同じようにプラプラ歩いている
黒い集団を見つけた。

「うわっ、最悪。見てみ、新八。
あれに横切られたら不幸になんぞ」

途端に嫌な顔をする銀時に、言われた言葉にピキリと青筋を立てる
土方。

「おいこら天パ。何人を黒猫扱いしてやがんだ」

「え?別にしてないけど?
単にゴキブリ扱いしてただけだけど?」

「うわ~、勘違い丸出しじゃねぇですかィ。
何ですか、子猫ちゃん気取りですかィ?
恥ずかしいんでプライベートな趣味は控えて下せェ」

「おぉぉぉいっ!!
誤解されるような事言ってんじゃねぇぇ!!
っつうか普通に考えたら黒猫だろうが、それっ!
何それより酷ぇ扱いしてやがんだぁぁ!!」

「うるせぇよ!
テメェなんかゴキブリで十分だってぇの!
子猫っつぅのはなぁ、ウチの新ちゃんみたいなのを
言うんだよコノヤロー!!」

「いや、言いませんから」

って言うか何喧嘩売ってんですか、アンタ。そう言い、新八は
呆れた顔で銀時の腕を引いた。
そして軽く土方達に頭を下げる。

「すいません、お仕事中に。」

「いやいや、仕事中だからこそいいんでさァ。
寧ろもっと邪魔して序に土方さんを葬って下せェ
大丈夫、お巡りさんならここに居るんで
事件は即解決でさァ」

そう言う仕事ならやる気がでまさァ。そういい笑顔で言う
沖田に、新八の笑みが引き攣る。

「おぉ!そしたら私もテレビデビューヨ。
『そう言う事をする人にしか見えませんでした』って
涙ながらに語ってやるヨ、銀ちゃん!」

目を輝かせる神楽の頭を、銀時はパカンと叩く。

「文章が微妙に間違ってんじゃねぇか、それ。
っつうか勝手に人を犯罪者にしてんじゃねぇよ!」

怒る銀時に、沖田がキョトンとした顔をする。

「あれ?違ったんですかィ?旦那」

「・・・沖田君、ちょっと止めてくんない?
その本気でびっくりした顔、止めてくんない?」

「気持ちは判るがな」

「珍しく常識的な反応ネ」

「おぉぉぉいっ!っざけんな、テメー等。
なんだここ、敵ばっかりかっ!」

うんうんと頷く土方と神楽に銀時の叫びが上がる。
そして何も言わなかった新八へと擦り寄り、その肩へと
額を寄せて懐いた。

「新八~、あいつ等酷くね?
もう銀さんのガラスのハートはボロボロだよ。
これはもう甘味か新ちゃんでしか癒されねぇよ」

そんな銀時に、新八は小さく息を吐くとポンポンと頭を
優しく叩き、

「はいはい、判りましたから離れてください。
おかず一品減らしてでも甘味を買いますから」

笑顔でそっと離した。

「え?無理してまで甘味選択?」

「旦那ァ、手始めに軽犯罪ですかィ?
言っとくけど俺は容赦しませんぜィ?
犯罪に軽いも重いもねぇんで」

さぁ手を出して下せェ。そう言いながら、沖田はチャラリと
手錠を取り出す。
それに銀時は慌てて体を新八の後ろへと隠した。

ちなみに腕はまだしっかり新八に抱きついたまままだ。

「ちょ、なんでこう言う時だけやる気満々!?」

「銀ちゃん・・・そう言う事する人だと思ってたヨ」

「だからテメーは俺をなんだと思ってんだぁぁ!!」

自分の後ろと前とで飛び交う声に、新八はうんざりとした
顔で大きく息を吐く。

とりあえず今日買って来た物の中に、早めに冷蔵庫に
入れなければいけないものはない。
だが、新八にはまだやるべき家事が色々と残っているのだ。

そろそろ帰りたい・・・と、新八はちらりと周囲に目をやった。

銀時と神楽たちは未だ激しく怒鳴りあっている。
それに終わりは見えないし・・・なんだか沖田はとても楽しそうだ。

そんなに銀時を犯罪者にしたいのだろうか。

それは寧ろ土方さんの方なんじゃ・・・とそちらを見てみれば、
土方はそ知らぬ顔で携帯を弄っていた。

・・・仕事しろよ、おい。

ちょ、貴方の部下が無理矢理仕事作ろうとしてますけど!?
いいんですか、これ。
アリなんですか、これ。

どっちでもいいんですが、僕は帰して下さい。

って言うかまず貴方が帰ってきて下さい。
ネ申曲キタコレ。なんて言ってんじゃねぇぞ、コラ。
トッシーか、トッシーなのか、今っ!

とりあえず、銀時ではないけれど今の新八に味方はいないようだ。

新八はもう一つ大きく息を吐くと、目の前の沖田へと
視線を向けた。

「お楽しみの所すみませんが、沖田さん。
何かのお仕事の途中だったんじゃないんですか?」

時間、大丈夫なんですか?銀時の俺は楽しんでねぇっ!と言う言葉は
無視して問い掛けると、あぁ。と漸く言葉の応酬が止まった。

「そりゃ大丈夫でェ。
単なる見回りだからねィ」

最近ここらで変質者が出るって話でねィ。と、そこまで言い、
何かに気付いたようにポンと軽く手を打った。

そしてそれまでチャラチャラと手の中で遊ばせていた手錠を
確りと持ち直すと、そのままカチャリと銀時の手に嵌めてしまった。

「「・・・・え?」」

思わず銀時と二人、間抜けな声を出してしまった新八をよそに、
沖田は土方へと声を掛ける。

「土方さ~ん、今朝の報告であった変質者、逮捕しましたぜィ」

「「はぁぁぁ!?」」

「おいおい、そりゃ別の変質者だろ」

沖田の言葉に漸く帰ってきた土方が呆れた顔を浮かべる。

「おぉぉいっ!別も何も変質者じゃねぇってのっ!
誤認逮捕も程があんだろうがぁぁ!!」

「旦那ァ、証拠はあがってんでィ。
観念してお縄について下せぇよ」

はい、離れて離れて~。と、沖田は銀時から新八を離す。

「銀ちゃん・・・やっぱり・・・」

「やっぱりじゃねぇよっ!
って言うか証拠って何だ、証拠って!!」

勢い良く詰め寄る銀時に、沖田は小さく肩を竦めると
懐から一枚の紙を取り出して銀時の目の前へと突き出した。

「これが証拠でさァ。
被害者による、犯人の似顔絵なんですけどねィ」

ほら。と沖田は紙に書かれている人物像を指差した。

だが、そこに描かれている人物像は、銀時には似ても似つかぬもので。

「・・・なんでコレが証拠?」

「おいおい、まだシラをきるんですかィ?
男らしくないですぜィ?ほら、よく見て下せェ」

そう言い、一層銀時へと紙を近づけた。そして・・・

 

 




「目と鼻と口の数が完全に一致してまさァ」

 

 





と、酷くいい笑顔で言い切ったのであった。

 


「・・・あぁ、なら仕方ねぇな。
よし、屯所まで連行しろ、総悟」

「はぁぁぁ!!?
ちょ、仕方なくねぇだろ、それぇぇ!!!」

新ちゃん助けてぇぇぇ!!!と叫ぶ銀時を、沖田と土方が
引きずっていく。

とりあえずドラマの時間がどうのと言っていた声は聞かない方向だ。

「・・・やっぱり人は見かけによるネ」

「神楽ちゃん、それどっちに向けて言ってるの?」

と言うかどうしよう・・・と、一瞬考えた新八だったが、
多分今止めても、また先程のような会話が繰り返されるだけだろう。

そんな時間の無駄は御免被りたい。

それにもし無事に銀時を助け出せたとしても、
その後グダグダと愚痴を言いまくり、それに自分を巻き込む
に決まっている。

そんなウザイ事も本気で御免被りたい。

って事で・・・と、新八は段々小さくなっていく銀時達の姿から
目を逸らす事にした。

 

 

 


その後、『放置プレイにも程がね!?』と自力で逃げ出してきた
銀時により一層纏わりつかれ、新八が心底後悔する羽目に
なったのは言うまでもない。

 

**********
八万打企画第六弾・椎羅様からのリクで
『十代組みが大人をからかう話』と言う事でしたが
如何だったでしょうか?
今回の被害者は坂田一人にしてみましたが、
最終的には新八に全ての被害が返ってきてしまったようなι

こんな感じになりましたが、少しでも楽しんで頂けたら
嬉しいですv

企画参加、本当に有難うございましたvv
 

拍手[13回]

PR



「「・・・え、何それ」」


パチンコから帰って来た銀時。
遊びから帰って来た神楽。

丁度同じタイミングで帰って来た二人は、家の中に入るなり
やはり同じタイミングで声を揃えた。

 

 




 


その日、珍しく銀時はパチンコに勝って帰って来た。
逃げるように出てきたので、帰宅するのが恐ろしかったのだが
こうなれば話は違う。

銀時はほっと一安心しつつ、自分の甘味は少しだけで我慢し、殆どを
調味料と現金に換えてきたのであった。

理由はただ一つ。
家で待ち構えているだろう、可愛いけれど鬼神と化しているだろう
少年
への貢物だ。

これなら説教は少なくてすむかも・・・いや、
もしかしたら褒めてくれるかもしれない。

いやいや、もしかしたら・・・


「・・・フラグ成立?やべ、これってフラグじゃね?
『今夜OKよ』フラグたってね?
だってアレじゃん?銀さん頑張っちゃったじゃん?
見てよ、この戦利品っ!
いや、それまで思いっきり貢いでたけどね!?
パチンコ屋に貯金しまくりだったけどね!?
でも勝ったじゃん、ついてるじゃん、俺。
こんだけあったら新ちゃんご機嫌じゃね?
軽く今夜泊まってくレベルじゃね!?
やべ、男の嗜み買っとくべきかな?ねぇ、おじさんっ!」

独り言を言いながら歩いていた銀時は、そのままのテンションで
ただすれ違った見知らぬ男性に問い掛けた。

「え?あ、いや別に買わなくても普通は財布に入れて・・・」

「ねぇよっ!なんなんだよ、何時も入れてんのかよ、
この変態オヤジがぁぁ!!!!」

律儀にも答えが返ってきたのだが、銀時は怒鳴り返すと
そのまま再び家路を目指した。

・・・やっぱり嗜みは常時常備しとかなければ駄目か・・・なんて
不届きな事を考えながら。

 

 

 

同じ頃、神楽も軽い足取りで家路を急いでいた。
ニコニコと笑っている笑顔の先には、小さな花を握っている
自分の手がある。

それは先程まで遊んでいた川原で見つけたものだ。
花屋などで売っている花の様に立派ではないが、
でも神楽は気に入ったし、新八も気に入るだろうと思ったのだ。

本当ならば摘んだりせず、その場まで新八を連れて行くのだが、
生憎、今日はそうもいかない事情があった。

それは神楽が遊びに行く前、新八から少しは掃除をしなさい。と
注意されていたのだ。

実際、その時の居間は神楽の食べた巣昆布の空き箱やらが
散乱していて、そう言われるのも無理はなかった。

けれど神楽的には別に気にならない程度だったし、
何よりジャン○タワーを乱立させていた銀時は
既に逃亡済みだった訳で。

大人以上に遊びに本気を出さなければいけない子供としては、
それに遅れる訳にはいかないっ!・・・と、新八の声を無視して
飛び出したのだった。

「・・・別にご機嫌取りじゃないけど・・・」

しかし、何時ものように遊んでいても、やはり何処かすっきりはしなくて。
けれど直ぐに帰るのもなんだか体裁が悪い気がして。

そんな時に見つけたこの花は、丁度良い理由に感じられ、
神楽は一生懸命摘んで、家路にと着いたのであった。

もしかしたら、綺麗な花を見つけてきた自分を怒らず、
褒めてくれるかもしれない。

そしたら、仕方ないからこの花を飾れるように
部屋の片づけをしてやってもいい気がする。

そしたら・・・もしかしたら・・・

「もっと褒めて、甘えさせてくれるかもしれないネ」

神楽は嬉しそうに笑うと、動かしている足のスピードを上げた。

 

 

 

 


 

でもまぁ最初は膝枕かな。
天気もいいし、昼寝には最高だ。

そんな事を考えながら着いた万事屋で、神楽は銀時は顔を合わせた。

「あれ?どうしたよ、神楽。まだ明るいじゃねぇか。
ガキは日が沈みきるまで全力で遊んでこいよ。
ってか寧ろ次の太陽が昇りきるまで
帰ってくんじゃねぇ」

「うら若き乙女にどういう遊びを推奨してくるアルカ。
そんな遊びは爛れたおっさん、略して銀ちゃんの方が
しっくりくるネ。
それで夜の蝶に身包み剥がされてこいヨ」

「ちょっ!お前こそどんな遊び推奨してんだぁぁ!!
ってか何処をどうすりゃそんな略し方になんだよっ!
それに、言っとくけど銀さん、そんな遊びしないから。
案外家庭的だからね?銀さん。
ギャンブルで身包み剥がされても、それはないから」

「どっちにしろ崩壊寸前な家庭ネ、
それ」

自信満々にそう宣言する銀時に、神楽は呆れた視線を返す。
そしてそのまますっと視線を銀時が持っている紙袋へと落とした。

「・・・天変地異アルカ?」

「どう言う意味だ、コラ。
ってかオマエも珍しいもん持ってんじゃねぇか。
どうしたよ、それ」

驚きに目を見開く神楽の頭をペシリと叩き、銀時が告げる。
それに神楽はさっと持っていた花を背に隠し、別に。と
視線を逸らした。

「・・・ってか銀ちゃんこそ珍しいネ。
それ、お菓子全然入ってないヨ」

どうしたネ。と聞いてくる神楽に、今度は銀時が
別に? と視線を逸らした。

互いの態度に、それぞれが怪しい気配を感じ取る。

 

これはもしかして・・・

 

そう思い、チラリと視線を相手に向ければ、やはり相手も
こちらを伺うように視線を向けていて。

次の瞬間、銀時と神楽は素早い動作で玄関へと手をかけ、
競う様に中へと入っていった。

「ちょっ!銀ちゃん邪魔ネ!!
どく・・・って言うか消え失せるヨロシ!!」

「うるせぇぇ!!オマエこそ邪魔だ、弾けろっ!
弾けてパーンてなっちまえっ!!
俺は大事な用があんだよ、マジでっ!」

「私こそ大事な用がアルネ!
新八の膝枕でお昼寝すると言う用がっ!」

「え、何その幸せすぎる用!?
よし判った。その用は銀さんに任せとけ。
っつうか任せてください、お願いします。」

「全身全力で遠慮してやるヨ。
も、いいからど~け~やぁぁぁ!!!」

バタバタガタガタ、ドガァボグゥ!と言う鈍い音交じりの
騒音を交えながら、銀時と神楽が狭い廊下を抜け、居間へと向かう。

そしてそこに目的の人物がいないと判ると、そのままの勢いで
和室の襖を開け放ったのであった。

 

「うわっ、びっくりした~。
どうしたんですか?そんな急いで」

和室の中へと向けた二人の視線の先。
そこに目的の人物は居て、驚いた顔でこちらを見ていた。

新八の問い掛けに答えるよりも早く、我先にと
中へと入ろうとした二人だったが、ぴたりとその足は止まってしまう。

そして出てきた言葉が 『何ソレ』 だ。

多分、その言葉を今一番言いたいのは新八の方であろう。

新八は訝しげに首を傾げる。が、直ぐに二人の視線の先に
あるものが判り、 あぁ。 と頬を緩めた。

「可愛いでしょ?時々遊びに来てくれるんですよ、この子」

ね~。そう言って微かに身を屈め、自分の膝に行儀良く
収まっている猫へと声を掛ける。

しかも満面の笑顔+やんわりと頭を撫でると言うオプション付だ。

 

 

 

 


その後、猫も交えた『新八争奪戦』が開始されたのは言うまでもない。

**********
八万打企画第五弾。箸様からのリクで、
「醜い新八争奪戦」と言う事でしたが、如何だったでしょうか?
多分最終的勝者は、猫と娘に落ち着くと思います(笑)

少人数な争奪戦になりましたが、少しでも
気に入って頂けたら嬉しいですv

企画参加、本当に有難うございましたvv

拍手[19回]




小さなうめき声が台所から聞こえ、銀時はそっと足を向けた。
すると、そこには一生懸命何かと戦っている新八の姿が。

「な~にやってんだよ」

「あ、銀さん」

声を掛ければ、クルリと振り返る新八。
そしてその手には、戦っていたらしい相手のビン。

どうやら蓋が固くて、開けられなかったらしい。

銀時の視線に気付いたのか、新八は恥ずかしそうに頬を染めた。

「もう少しで開きそうなんですけど・・・」

「馬ぁ鹿、手が赤くなってんじゃねぇか。
おら、ちょっと銀さんに貸してみ?」

そう言うと銀時は新八の手からビンを奪い取り、さっさと蓋を開けてしまう。

「あ、開いたっ!」

「こんぐらいチョロイチョロイ。」

おらよ。と銀時が蓋の開いたビンを渡すと、新八はにこりと口元を緩め、
有難うございます。と礼を述べた。

「っつうかこれぐらい何時でもやってやっから」

だからこんな手を赤くするまで頑張んな。銀時はそう言うと
渡したビン毎新八の手を取り、そっと赤くなった場所に口付ける。

それに、今度は新八の頬が赤く染まる。

「ちょっ!何やってんですか、アンタっ!!」

「何って・・・消毒?」

「いらんわ、ボケェェ!!!」

新八は慌てて銀時から自分の手を引き離すと、そのまま銀時から
庇うように体ごと横に向けた。

「それに・・・これぐらい僕だって・・・」

「馬ぁ鹿、銀さんがイヤなんだよ。
お前の手が赤くなんのも、飯の支度が遅くなるのもよ」

「最後が本音かよ。」

銀時の言葉に、新八がクスリと笑う。
それに銀時も薄く笑い、ポンと新八の頭に手を乗せた。

「ま、何にせよ何時でも呼べって。
読書と昼寝とパチンコタイム以外なら手伝ってやっから」

「それ、手伝ってくれる気があるんですか?」

全くもう。そう言いながらも、新八の顔は笑っていて、
ならついでに・・・とばかりに上の棚に置いてある皿を
取ってくれる様頼んだ。

「いっその事、下に置こうかな、これ」

新八は渡された皿を見詰めながら独り言のように呟いた。
比較的大きなその皿は、あまり坂田家の食卓には出ない。
なので上の棚に仕舞っていたのだが、やっぱり使う事もある訳で。

まぁ取れる事には取れるんだけどね・・・と、新八は
下の棚に空いている所があったかどうか、思い浮かべた。

「別にいいだろ、今まで通り上でも。
これ、そんな使わねぇし。」

第一必要な時は呼べって言ってんだろ。呆れたように告げる銀時に、
新八も呆れたような顔を返す。

「・・・読書と昼寝とパチンコの時以外・・・でしょ?」

「食事は特別待遇って事で」

「どうせなら仕事をその位置づけにして下さい」

まぁいいや。と、新八は皿を置いて笑った。

「じゃあ仕舞う時もお願いしますね。
ご飯食べて早々、呑みにいかないで下さいよ?」

新八の言葉に、銀時は ゲッ とした表情を見せるが、
すぐに肩を落として ヘイヘイ と返事を返したのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 



 


「さて・・・と」

どれだったかな・・・と、銀時は夜中の台所で呟いた。

今起きているのは銀時のみ。神楽は既に深い眠りについているし、
新八も既に送って行った後だ。

もしかしたらまだ起きていて、明日の予定やら献立やらを
考えてるのかもしれない。
それか、もう布団について、夢の中に居るのかもしれない。

もしそうなら、俺の夢を見ていてくれたらいい。

銀時はそう思って少し笑った。
そして漸く、自分がここに居る理由のものを見付け、
口元の笑みをもっと深める。

銀時が探していたもの、それは一個のビン。
新八が、蓋が固くて開けられなかったビンだ。

銀時はそれを手に取ると、口元を緩めたままギュッと力を込めて
蓋を閉め直した。

 

 

 

頻繁には使わないけれど、時折使う大皿は上の棚に。

ビンの蓋はなるべく固く。

消えそうな電球は、見付けてもそのままに。

家電は壊れても完全には直さず。

味噌や米など、重いものがなくなりそうな時は
なるべく家に居て。





 


「俺をもっと頼れよ、新八」

銀時は微笑んだまま、そっと固く閉めたビンを戻した。

新八はやれば出来る子だ。
しかも今までの環境から、あまり人に頼ろうとしない。

そんな所も好きなのだが、でもそれ以上に甘えて欲しくて。

頼ってほしくて。

 


依存して欲しくて。

 


些細な事でいいんだ。
日常的な事でいいんだ。

それを積み重ねて、山になって、当たり前になって。

俺がいなくても、咄嗟に俺の名前を呼んでしまうぐらいに。

そして何時か、俺がいないと駄目になってしまうぐらいに。

 


もう俺は、既に駄目になってしまっているんだから。

 


「甘えてくれねぇなら、甘えさせるまでっ・・・てね」

銀時はそう呟くと、優しくビンを撫で、幸せそうに笑った。

 

 


さぁ、他にどんな罠を張ろうか。


***********
八万打企画第四弾・カズ様からのリクで「ちょい病み話」
と言う事でしたが・・・ちょい病みと言うか、病みスタートって
感じになってしまった気が・・・ι
いや、寧ろセコイ嫌がらせのような・・・(笑)
ちょい病み・・・勉強しなおしてきますっ!

こんな感じになってしまいましたが、少しでも
楽しんで頂けたら嬉しいですv

企画参加、本当に有難うございましたvv

拍手[22回]




席替えと言うのは何故かドキドキするもので。

仲の良い人と近くになれたらいいな。とか、
出来れば後ろの席がいいな。とか。

もっと言えば、好きな子の隣に行けたらラッキーだな。みたいな。

・・・まぁいないんだけどね、僕の場合そんな子は。
しかも目が悪いから、必然的に前の席になっちゃうし。

でも仲の良い友達と近くになれるかどうか・・・と言う
ドキドキは残っているし、前の席だとしても、
それが真ん中かどうかでまた変わってくる。

って事で、ドキドキしながらクジを引いたのだけれど・・・

 

「・・・なんかまだドキドキしてんですけど」

いや、寧ろハラハラと言うかゾクゾクと言うか・・・

僕はボソリと呟くと、視線を机の上に一点集中させる事にした。

 

 








 

案の定と言うかやっぱりと言うか・・・僕が引いた番号は、
見事に教壇のまん前を指し示していた。

でも、クジなんだから、誰にも文句は言えない。
強いて言うならば、自分のクジ運の悪さに文句を言いたい。
だけど自分で自分に追い討ちをかけたくはない。
なので何も言えないのだけれど、言いたくなるのが人間と言う物だ。
特に今の状況は。

だって・・・

「・・・移動してないじゃん、僕」

そう、席替えだと言うのに、僕の席は同じなのだ。

「先生・・・僕なんか虚しいです」

思わず教壇に肘を着き、移動している他のみんなを見ていた銀八先生に
ぼやけば、そっか~?と心の全く篭っていない言葉が返ってきた。

「いいじゃん、別に。お前目、悪いし。」

「なら、目が悪いので後ろの席にして下さい」

「おいおい、目が悪いなら前だろ?」

「老眼なんです。」

そう言ってみるが、通るはずもなく・・・

「ま、自分のクジ運の悪さを大いに嘆け。
俺は自分の運の強さを褒める」

なんてしめられてしまった。

「いや、先生関係ないでしょ」

なんだ、運の強さって。むっつりしていると、カタリと隣の席に
誰かが移ってきたのに気付いた。

場所はもう仕方がない。後はご近所さんの面子だ。
せめて仲が良い人が来てくれたらいいな~。

・・・なんて思いつつそちらを見れば・・・

「おぅ、新八ィ。お隣同士、よろしく頼むぜィ。
宿題とかノートとかホームワークとか」

「言い方変えただけでワンポイントじゃねぇか」

いっそ清々しい程男前な事を言ってくる沖田さんが居た。
・・・いや、仲良いけどね。仲良い人だけどね?

でも隣の席は遠慮したいと、つい思ってしまうのは
仕方ないことだと思う。

「いいじゃねぇかィ。俺と新八の仲だろ?」

「おいおい、聞き捨てならねぇなぁ。
一体どんな仲だってぇの」

ちなみに俺と新八は教師と生徒と言う禁断の仲だ。
ニヤリと笑って少し机を寄せてくる沖田さんに、先生が入ってくる。

・・・それ、禁断でもなんでもないですよね、先生。
普通に考えてそうですよね。
寧ろここに居る生徒全員とその関係ですよね、先生。
って言うかなんでそんな食いついてるの、沖田さん。
言っとくけど沖田さんもそうだから。
教師と生徒の仲だからね、本当。
っつうか生徒同士ってのもそのまんまだから。
魅惑でも何でもないから
ここに居る全員がそうだから。

妙な方向で盛り上がり始めた二人に、僕は大きく溜息を吐いていると
反対側に誰かがやって来たのに気付いた。

・・・こうなると、せめてこちら側は本当に仲が良い人がいい。
と言うか、もう普通の人でもいい。
あんまり話した事のない人でも、誰でもいい。

無害であるなら。

そんな事を願いながら、ちらりと視線を向ければ。

「やぁ」

長い髪を後ろで一つのお下げにし、
笑っているけど、とりあえず謝りたくなるような顔をした
人がいました。

 




・・・・誰?

 




「いや~、最前列だからちょっとイヤかな~なんて思ってたんだよね。
ほら、何か背後に人が居ると殺したくなっちゃうでしょ?
我慢って嫌いなんだよね~、俺」

「いえ、僕は別に・・・」

ってか何処のゴルゴ!?

ちょ、怖いんですけど。
後ろ所か、隣に居るだけでも
殺られそうなんですけどぉぉ!!

こんな人、同じクラスに居たっけ?と、必死に記憶の棚を
漁っていると、その人は少し驚いた声を上げた。

「へ~、凄いね、君。
我慢せずに殺しちゃうんだ」

「え、何その納得。
違いますよ?そっちに対しての『別に』じゃないですよ!?」

普通に判りますよね、それぇぇ!!?
ってか本当、誰だ、この危険人物ぅぅ!!!

でも、面と向かって誰だなんて言える筈もなく。

だってさ、やっぱ失礼だよね、クラスメートにそんな事聞くの。
まぁその前に、聞くのも恐ろしいってのもあるんだけど。

ダラダラと汗を流していると、反対側から軽い口笛が
聞こえてきた。

「何でィ、楽しそうな話してんじゃねぇか。
ちなみに俺は後ろと言わず周囲漏れなく
殺したくなりまさァ。
特に土方」

「すみません、全く楽しい話じゃないんですけど。
寧ろ恐ろしくて泣きたくなって来るんですけど。
あ、それともアレですか。ちょっとしたジョークみたいな・・・」

「あ~、だよね~。
ウロチョロ・・・ってかモゾッとされただけで
どうしようもないよね~」

「無視かよっ!?
ってかどうしようもないって何!?
動くなってかっ!一mmたりとも動くなってかっ!!」

僕を挟んで交わされる会話に、かなり泣きたくなって来る。
なんかもう、ここが教室だとか信じられない感じだ。

とりあえず、冗談だとは思うけど、絶対とは言い切れないので
じっとしておく。

ってか沖田さんは知ってるんだ、この人。
ヤバイな~、僕全然思い出せないよ。

・・・まぁ会話の内容はどうあれ、楽しそうに話してるから
そっとしておこう。

そう思い、僕は視線を下に落としたのだけれど・・・

「あれ?なんか急に大人しくなっちゃったね。
何?電池切れ?だったら壊しちゃうぞ?」

「故障じゃねぇかィ?
仕方ねぇ、叩いて直してやるからちょっと
四つん這いになりなせェ」

「おぉぉぉいっ!!
ちょ、人をなんだと思ってんですかぁぁ!!」

両サイドから、やっぱり恐ろしい事を言われた。
何コレ、本当何コレ。

どれ選んでも、死亡フラグしか
見当たらないんですけどぉぉ!!

助けてください、先生。と、微かな希望を胸に教壇を見れば、

「寧ろ壊してから、
叩いて直した方がいいんじゃね?」

なんて馬鹿にも程がある発言をしていた。

本っっ当、期待裏切らないのなっ!

 

 

 

 

 

 




 


「で、アンタ誰でさァ」

「ここの生徒じゃねぇよな」

「うん。いやぁ学校行くのに途中で飽きちゃって
近くだったからここに来たんだよね」

「おぉぉぉいっ!!!!!
知らなかったのかよっ!
っつうか判ってたなら注意しろよっ!
で、アンタは変な妥協をすんなぁぁ!!!!」

 


「「「あ、直った・・・・・チッ!」」」

 

「なんで舌打ちぃぃ!?」


 

********
八万打企画・第三弾。安岐様からのリクで、
「学パロ(3Z)沖新に神威が絡むお話」と言う事でしたが、
如何だったでしょうか?
折角ご指名頂いたのに、一回も兄ちゃんの名前が出てこないと
言うとんでもない事態にι

本当、すみませんι
こんな感じになりましたが、少しでも楽しんで頂けたら
嬉しい限りですv

企画参加、本当に有難うございましたvv

拍手[9回]




「・・・なんかさ、最近坂田家の食卓、豪華じゃね?」

ホカホカの昼飯を目の前に、銀時がポツリと呟いた。

 

 

 


「ん~、そう言えばそうですね~」

はい、どうぞ。と言いながら、新八が銀時へご飯を渡す。
それを ん。 と頷きながら、銀時が受け取る。

「ここのトコ、ずっとこんな感じネ」

神楽と言えば、既にご飯を胃の中へと納め終わり、
目の前のおかずへと手を伸ばしていた。

普段ならば取り合いになりそうな卵焼きも、本日はたっぷりと
テーブルの上に置かれている。
他にも野菜炒め(しかも少量と言えど肉入り)等があり、
坂田家の財布事情としてはちょっと驚きだ。

「やっぱアレか。ここのトコの銀さんの働きのお陰か」

満足げに頷きつつ、銀時は卵焼きを一つつまんだ。

ここの所、珍しくも仕事が入っていたのだ。
人数としては銀時一人と言うものだったが、一日限定等と
言うものではなく、二週間という少しだけ長期のもので。

お陰で銀時は朝早く出かける羽目になっていたのだが、
その分新八の手作り弁当という特典がついていて、
ぶつくさ文句を言いつつも、少しだけ働く楽しさというものを
感じていたりした。

まぁどうせなら一緒の方が断然いいのだが。
いやいや、でも仕事に行く前、『いってらっしゃい』と言う
見送りだとか、『お帰りなさい』と言う出迎えだとか。

しかもそれが全てにっこりとした笑顔の新八と言うのも
ちょっと捨てがたい

欲を言えば、『お帰りなさい』の後に

「お風呂にします?それよりご飯?それとも僕・・・とか」

なんてはにかみながら言って欲しい所なのだが、
それを言ったら重い拳冷ややかな笑顔と言う
とんでもない照れ隠しをされたので、自重する事にする。

・・・あぁ、でも次の日、いってらっしゃいのチュー
してくれたからいいや、うん。

よし、今度からはもう少し仕事、頑張っとこう。
あ、でも今は新八補給の方が大事か。
なんせここの所、朝と夕方しか家に居られなかったから、
新八が足りない、絶対的に。

とりあえず今日は滅茶苦茶ベッタベタしよう。なんて考えていると、
神楽が 違うネ。 と言ってきた。
それに 何がよ。 と視線を返せば、神楽は行儀悪く
箸を横に振った。

「確かに銀ちゃんの働きもあるけど、ここにある大半
ヅラ達のお陰ネ」

「・・・は?」

何故ここでヅラ達の名が出るのか・・・
ってか達ってなんだ、達って。

訳が判らず眉を潜めていると、新八が あぁ。 と小さく苦笑した。

「よく、桂さんが食べ物とか持ってきてくれるんですよ」

貰い物とかそう言うの。そう言って新八は卵焼きを一つつまみ、
これも昨日、安く手に入ったからって・・・と笑って
パクリと口の中に入れた。

いや・・・
いやいやいや・・・え?
ちょ、何それ。なんで知らないうちにヅラ達が来てんの?
っつうか達って何だよ、だから。

そう言うと新八は微かに首を傾げ、さも当然の事のように
高杉と坂本の名を告げた。

「まぁ最初高杉さんから荷物が届いた時は驚きましたけどね。
なんか職業柄?色んな人色んなモノ貰うらしくて、
お裾分けだそうです。」

「驚くも何も・・・え?なんで普通に届いてんの、ソレ。
しかもなんで普通に開けてんのぉぉぉ!!?
ヤバイよね!あいつの職業柄色んな人から貰ってるものって
明らかにヤバイモンの方が多いよね!?」

思わず箸と茶碗をテーブルに叩きつけて怒鳴れば、
隣から神楽の冷静な声が掛かった。

普通にハムのセットとかゼリーの詰め合わせだったネ」

・・・おいコラ高杉。
なんか色々と突っ込みてぇが、
とりあえず自分の職業思い出せ。

「で、坂本さんからは色んなトコの名産品ですかね?
お米とか送ってくれるから本当、助かっちゃって・・・」

なんてニコニコ話す新八だが、米ってお前・・・

いや、あるけどね?そう言うのも確かにあるけどね?
でも、名産品とかで送ってくるものでもなくね?
寧ろ実家から来るようなもんだろ、それ。

全く何考えてんだか・・・と銀時は深々と溜息を吐き、
お茶を手に取った。

「ってかよぉ、あいつ等から届くもんなて何が入ってっか
判んねぇんだから、勝手に開けんなよ」

ってか幾ら何でも俺宛のものを勝手に開けるな。
どうすんだよ、密かに頼んだ通販的なもんだったら。

俺の威厳も命もなくなるじゃん?

そう告げれば、新八と神楽はキョトンとして首を傾げた。

「え、でも僕宛だったし・・・」

「・・・は?」

「銀ちゃんじゃなくて新八宛だったヨ」


・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・おぉぉおいっ!!
ちょ、何ソレ。なんで新八宛ぇぇ!!?
っつうか俺等が知り合いじゃなかったっけぇぇ!!?
なんで新八にぃぃ!?
ってか、そもそも何で新八宛のがここに届いてんだよ、

・・・最高じゃねぇか、おい。

何?もう完璧家族認定?

「あ、大丈夫ですよ?
ちゃんと毎回お礼の手紙とか電話、してますから」

黙り込んだ俺をなんと思ったのか、慌てて新八が
言葉を続けた。

・・・いや、しなくていいよ、そこ等辺は。
ってか坂本はまだしも、高杉にまでしてんのかよ。
お礼する前に、警察に連絡しとけ、そこは。

「それで、何かいっつも心配して頂いて・・・
不自由はしてないか、何か欲しいものはないか?とか・・・」

「え?何ソレ。
何処の援助交際?」

「何言ってんですか、アホですか、アンタ」

「じゃ言ってねぇの?欲しいもの」

「言わなくても先に送ってくれてますから」

「おい」

だから食料関係ばっかきてんのかっ!
っつうか何か怖っ!その過剰なまでの気配りっ!
と突っ込むが、新八は気にせずどんどん進んでいく。

「後、この間顔色悪かったけど大丈夫か・・・とか」

「いや、この間って何時。
なんで高杉達が知ってんの?
あいつ等今、ここに居ないよね?
遠いお空の何処かだよね?」

「あぁ、そう言えば不思議ですね」

俺の言葉に新八コテンと首を傾げるが、直ぐにポンと
手を叩いた。

「あ、でもこの間遊びに来てくれましたから、その時かもっ!」

「おぉぉぉいっ!!!」

ちょ、聞いてねぇぞ、そんなのっ!!と叫べば、新八は

「だって坂本さん達、銀さんに気を使わせるのは忍びないって・・・」

と至って普通に答えた。

・・・いや、明らかにそれ、


俺に『気付かせずに忍び込む』気だったろ・・・


現に今まで知らなかったしよぉ。


「なんかここでの料理気に入ってくれたみたいで、
今度朝食も食べてみたいって言ってくれて」

やっぱり何時も豪華な食事してると、質素なものが食べたくなるんですかね?
なんて笑っているが・・・本当、ちょっと待て。

え?何、あいつ等新八の手料理食べたの?
っつうかその言い方だと、昼も夕食も食べた後って感じなんですけど!?

「あいつ等はまだいいネ。
ヅラなんてほぼ毎日通ってるヨ」

「はぁ!?」

「まぁいいじゃない、神楽ちゃん。
食材持参なんだし」

「いやいや、そう言う問題でもなくね?
ってか何で俺がいないのに入り浸ってんだよっ!!」

新八も餌付けしてんじゃねぇぇ!!!と、叫べんだその瞬間、
玄関を叩く音が聞こえてきた。

続いて聞こえてきたのは、聞き慣れた声で・・・

 

 


当分仕事にはいかねぇ。
寧ろ家から出ねぇ。

 

 

 

 

そう心に近い、木刀片手に玄関へと急いだのは言うまでもない。

*********
八万打企画第二段・りさね様からのリクで、
「銀新前提で攘夷組(桂・高杉・辰馬)に総モテな新ちゃん」
と言う事でしたが・・・すみませんっ!攘夷組が一度も
出てきませんでしたぁぁぁ!!!(土下座)
でも虎視眈々と狙われてはいますので、はい(滝汗)

こんな感じになってしまいましたが、少しでも楽しんで頂けたら
嬉しいです。

企画参加、本当に有難うございましたv

拍手[21回]


[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7
«  Back :   HOME   : Next  »
無駄語りご案内
銀魂の新八受け中心、女性向けブログです。 BL、やおいなどの言葉を知らない方、また、知っていて嫌気をを感じる方は、ご注意を。 また、出版社様、原作者様、その他関係者様方とは一切関係ありません。
HN:
太門
性別:
非公開
フリーエリア
ご感想、きりのいい数字等踏まれましたら、お気軽にドウゾ☆
バーコード
ブログ内検索
カレンダー
03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
カウンター
アクセス解析
忍者ブログ [PR]