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銀魂(新八中心)の同人要素満載のサイトです。 苦手な方はご注意を。
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その日、新八は何時ものように買い物へと出掛けていた。
最初、銀時が着いて行くと言っていたが、急にお登勢に呼ばれたので
新八一人で出てきたのだ。

「待ってろって言われたけどね・・・」

でも何時終わるのか判らない用だったし、何よりタイムサービスの品が
終わってしまう可能性がある。

人は限定という文字に弱いのだ。
そしてそれが終わってしまうと、弱るのだ、坂田家の食卓が。

と言う事で一応銀時に声を掛け、さっさと出てきてしまったのだ。
銀時は焦っていたが、お登勢には敵わないし、新八のタイムサービスに掛ける
思いは止められない。

でも、お陰で無事タイムサービスの品は手に入れる事が出来た。

新八はニコニコと満足げな顔で万事屋への道を歩いていた。

「あれ?新八君じゃねぇですかィ」

声を掛けられ振り向けば、そこには沖田と土方、それに山崎が揃って立っていた。
新八は三人に軽く頭を下げ、足を向ける。

「こんにちは、今日は三人で巡察ですか?」

「そうでィ、
全く働き者な俺を褒め称えて崇め奉ってくだせェ」

「っざけんなっ!テメーはサボってるのが見つかって
連れ戻されてるトコじゃねぇかぁぁ!!」

「本当ですよ。公園なんて見つかりやすいトコで昼寝してるなんて・・・
少しはコソコソしようって気にならないんですかっ!」

「そう言う事でもねぇよなぁ!?
っつうか山崎、テメーもそんな見つかりやすいトコでミントンしてやがったよなぁ。
呼んで来いってつったのに中々帰って来ねぇと思ったらよぉ!!」

沖田と山崎の頭をそれぞれ殴り、怒鳴りつける土方に、
新八は乾いた笑いをあげた。

「土方さん、大変ですね」

「・・・有難うよ」

でもまぁ・・・と。新八に労われた土方は胸ポケットから煙草を取り出し、
火をつけた。

「大変さで言うなら・・・お前も大概だろ」

そう言うと大きく吸い込んだ煙を吐き出した。
その言葉に、山崎は苦笑を浮かべ、沖田は小さく肩を竦めた。
だが、言われた本人の新八は意味が判らずきょとんとする。

「・・・まぁ大変と言えば大変ですけど・・・」

食費とか・・・そう言う新八に、山崎が苦笑したまま違う違う、と手を振る。

「まぁそれもそうだと思うけどね?そうじゃなくてほら・・・
旦那とか・・・」

ね?と微かに首を傾げられ、新八も思わず首を傾げる。

「そう言えば今日は一緒じゃねぇのかィ?」

そんな二人の間に入るように、沖田が声を掛けた。

「そういやぁ今日は見かけねぇなぁ」

沖田の言葉に、土方達も辺りを見回す。
それに新八は苦笑を浮かべる。

「着いて来るって言ったんですけど、出掛けに用が出来ちゃって」

「え?それで一人で来たの?」

大丈夫?と驚く山崎に、新八は苦笑を浮かべるしかない。

「流石に大丈夫ですよ。そんな子供じゃないんですから」

「いや、そう言う意味じゃなくて・・・」

山崎がそこまで告げた時、不意にピリッとした空気が背筋を走った。
咄嗟に土方達三人は振り返ると、そこにはゾクリとするような
目つきの銀時が立っていた。


「・・・何やってんだ、テメー等」


声の調子も言葉も、そして表情でさえ何時もの銀時だ。
ただ一つだけ違うのは、その目。

まるで憎悪の感情しか知らないとでも言うように、
ただ一色しか浮かんでいない。

土方は思わず手にかけた刀から、力を抜く事が出来なかった。

「あ、銀さん。もう用は終わったんですか?」

そんな空気を壊すかのように、新八が声を掛ける。

そしてそのまま銀時の元へと行こうとする新八に、思わず土方の手が
伸びた。
だが、土方の手が届く前に、銀時の手が新八を素早く引き寄せてしまう。

「おいおい新八君~。銀さん、ちょっと待ってろって言わなかった~?」

何一人で買い物終えちゃってんの?そう言いながら、銀時は
新八の肩を引き寄せ、土方達から隠すように体制を変えた。

その子供じみた態度に、土方達から舌打ちや溜息が零れる。
だが銀時はそんなのまるで気にしないとでも言うように、
ただ新八へと視線を向ける。

「しかも何でこいつ等と一緒に居んの?
銀さん言ったじゃん、駄目だって。
こいつ等見たらBダッシュって何時も言ってんじゃん」

「いや、Bダッシュ無理ですから。
世代でもないですから、僕」

「あ~はいはい。言い訳は後で聞きます~。」

さ、帰んぞ。そう言うと銀時は新八の肩を抱いたまま、
その場を後にしようとした。

「あ、ちょっと待って下さいよ。
ちゃんと挨拶しないと・・・」

そう言って新八は銀時の肩口からちらりと土方達に視線を向ける。

「あぁ?んなのいいんだよ。
今まで散々喋ってただろうが、それでもう十分。
終わり、終了、閉店で~す」

「いや、何がだよ」

そんな二人に、山崎は大きく肩を竦めると、またね。とばかりに
手を軽く振った。

新八はそれに苦笑し、軽く頭を下げてその場を後にしようとする。
その背中に、新八。と土方が声を掛けた。
瞬間、銀時の肩が揺れたが、気にせずにそのまま言葉を続ける。

「・・・大丈夫なのか?」

そんな土方の言葉に、新八は少しだけ困ったように眉を下げる。

「大丈夫ですって。子供じゃないんですし」

ね、銀さん。新八の言葉に、銀時は少しの間を置いて、

「・・・行くぞ」

と呟いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ~あ、行っちゃいましたね~」

遠くなっていく背中を見ながら、山崎がポツリと呟いた。

「しかし本当、心狭いですよね、旦那。
ちょっと話してただけだってのに・・・」

「それすらも気に食わねぇんだろ。
いっその事どっかに閉じ込めときゃ旦那も安心するだろうにねィ」

「・・・やめろ、総悟。
本当にやりそうだろうが」

短くなったタバコを捨て、土方が心底嫌そうな顔で答え、
山崎も同意するように何度も頷いた。

「そうですよ。さっきだって副長が新八君の名前呼んだだけで
凄かったですもん。
俺、死ぬかと思いましたよ~」

ブルリと体を震わす山崎に、沖田はニヤリと口元を緩めた。

「そん時ぁ俺等の出番でしょうが。
ま、例え無事に助け出せたとしても、旦那が生きてる限り
無駄に終わるだろうけどねィ」

新八も厄介なお人に捕まったもんだ。何処か楽しげに笑う沖田に、
土方は深々と溜息を吐くと、新しいタバコに火をつけた。

「そんな無駄な事は御免被るな」

「でも大丈夫ですかね?
あれで新八君、後から旦那に酷い事とかされませんかね?」

心配気に呟く山崎に、土方と沖田は瞬間、視線を交わす。
そして土方は深々と紫煙を吐き出し、沖田は軽く肩を竦めた。
そんな二人の顔を、山崎はキョトンとしたまま見回す。

「え?なんですか、その反応。
あれ?だって副長だって心配だったからさっき声掛けたんですよね?」

不思議そうな山崎に、土方は まぁな。と返す。

「でもまぁ・・・大丈夫だろ、あれ」

「ですねィ。新八君は大丈夫でしょうねィ」

納得いかないように首を傾げる山崎の前で、
二人が思い浮かべるのは、去り際の新八の顔で。


それは困ったように眉を下げながらも、

口元に苦笑を浮かべながらも、

 




相手を信頼し、安心しているもので。

 




あんな表情を浮かべるぐらいだ。
束縛はされても、それ以上の事はされていないのだろう。

と、言うよりも嫌われるのが怖くて出来ないのか・・・

「ま、山崎は気を付けときなせェ。
夜道とか人込みとか屯所内とか」

「え、なんで俺限定ぃぃ!!?
っつうか屯所内ってなんでだよっ!
明らかにそれ内部犯じゃないですかっ!」

「うるせぇぇ!!!何時までもくだらねぇ事言ってんじゃねぇよ。
さっさと仕事に戻るぞ」


既に見えなくなった後姿に背を向け、土方達もまた
街の中へと消えていったのであった。


*********
八万打企画、第一弾。ウノーサノー様からのリクで、
「新八狂愛な 坂田が病み気味に周囲を威圧。でも
新八は怖がらず、結果的に両思い」・・・と言う事でしたが、
如何だったでしょうか?あまり病み気味にならなかったようなι

こんな感じになりましたが、少しでも楽しんで頂けたら
嬉しいですv

企画参加、本当に有難うございましたv

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人気投票って・・・必要ですか?

 

 



「あ~、ったく酷い目にあったぜ」

街中が人気投票・・・と言うか山崎に踊らされたその日、
銀時は一応の決着がついた屋上からゾロゾロと出て行く
連中を見ながらタルそうに呟くと、コキコキと
首を鳴らした。

「全くネ。人間の黒い部分を思いっきり見せられて
乙女の心はズタボロヨ。
トラウマ決定ネ」

「速攻で寝返ったヤツが何言ってやがる」

深々と溜息を吐きながら言う神楽に、銀時はパカリと頭を叩く。

「大体さ、俺言ったじゃん?坂田家で上位取ろうってよ。
上から俺、新八、神楽、定春。あ、これ本当完璧じゃね?
完璧幸せ家族の表札じゃね?」

なのにバキュームってオマエ・・・呆れた顔で叩かれた部分を
押さえている神楽を見る。
すると神楽はムッと唇を尖らした。

「仕方ないネ。だって相手はあの姉御アルヨ?」

「・・・ま、何はともあれ何だ」

神楽の言葉に銀時はそっと目を逸らすと、小さい息と共に
腕を組んだ。

「問題はあの時点でなんで『坂田家』で
俺らが一位と認識されなかったか・・・だよな?」

あれってあり得なくね?
だってあんなゾンビユニットがありなら、
幸せ家族もありだろ、普通!!

拳を握って力説する銀時に、神楽も おぉ!と手を叩く。

「そう言えばそうネ。何で認識されなかったアルカ?」

こんなに幸せ家族なのに・・・と神楽も腕を組んで首を傾げる。
暫しの間二人で悩んでいると、突然神楽が小さく声を上げて
手を叩いた。

「きっとアレネ!銀ちゃんがちゃんと宣言してなかったからヨ!」

それに銀時は不服そうな声を上げる。

「だって今更言わなくても判ってんだろ、ソコは。
もう坂田家は公式だからね?
銀さん、何度かどさくさ紛れに言いまくってるから」

「・・・ソコはちゃんと言えヨ。
照れてんじゃねぇぞ、気色悪い」

「あれ?なんか酷い言葉が聞こえてきたよ?
っつうか、素直になれないのが大人ってもんなんだよ。
察して生暖かい目で見ててくれよ、もう。
大体照れてなんかねぇし。実は影で堂々と言いまくってる
・・・ってより
寧ろ自慢ばっかしてっから。」

「・・・それはそれで気色悪いネ」

うんざりする神楽を余所に、銀時はますます首を傾げた。

「でもよ、マジでんな事態々言わなくても
もう皆判ってネ?だって俺と新八なんてまんま夫婦じゃん?
朝から晩まで常に一緒、ニケツはもう鉄板だし、
原作が最大手なんてもう無敵じゃん?」

「障害がある物ほど人は萌えるものヨ」

「あるじゃん、障害という名のお妙。」

「姉御は寧ろ傷害ネ」

神楽の言葉に、銀時はいやいやと首を振る。

「この際他人は関係ねぇな、もう。
だってさっきの新八の言葉、聞いたか?
銀さん、花だってよ。その為なら僕は土になるってオマ・・・
畑ですか?新ちゃんは畑ですか?
銀さん、種まいてOKですか?
寧ろバッチコイ状態ですかぁぁ!!?
ってな感じだよ?あ、ヤベ本当いけそうな気がする。
なんか作れそうな気がする、マジで。
よし、神楽。未来の弟か妹の為に、ちょっと今夜
お妙んトコ泊まりに行って来い」

「マジでか!?銀ちゃん、私どっちも欲しいネ」

銀時の言葉に目を輝かせる神楽。
それに銀時は数回頷いて、クルリと後ろを向いた。

「俺もどっちでもいいな~。な、新八。オマエはどっち・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・あれ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

振り返ったまま固まる銀時に、神楽はコテリと首を傾げる。

「どうしたネ、銀ちゃん」

その言葉に、銀時はギギギッと音を立てながら神楽へと
顔を向けた。

その顔は青く、妙に汗もかいていて・・・

「や、何て言うかさ、あの・・・あれ?
銀さんボーっとしてたのかちょっと記憶が曖昧なんだけどさ。
・・・新八、どうしたっけ?」

「投げ捨ててたネ」

あっさりと言う神楽に、勢い良く銀時が頭を叩く。

「何するアルカ!」

「何するじゃねぇよっ!ちょ、オマ何言ってんの?
何言ってくれちゃってんのぉぉ!?
銀さんがそんな事する訳ないじゃん。
捨てられる事はあっても、
捨てる事は絶対ないからね!?」

喚く銀時に、神楽は 自覚あるのかよ。 と叩かれた場所を撫でながら
ボソリと呟き、銀時を睨んだ。

「でも捨ててたネ!ポイッて捨ててたネ!
一位に嫉妬してたの丸出しだったヨ!」

「違いますぅ、嫉妬してたのはジミーにですぅ。」

「でも滅茶苦茶ノリノリで新八も胴上げしてたネ」

「んなの当たり前だろうが、
新八のケツに触れるんだから」

堂々と言い放つ銀時に、少しだけ神楽の体が引かれる。
だが、銀時はそれに気付かず、そのまま言葉を続けた。

「あん時はそれしか頭ん中になかったしなぁ、
それで何でポイ捨て?や、捨ててないけどね、銀さんは。
捨ててないけど・・・あれ?
や、違うよ?だって銀さん、新八大事だもん。
大事だけど・・・あぁ、でもあの発言はちょっと・・・なぁ。
だってさ。何が僕だけは知ってますって話だよ。
新八が知ってていいのは銀さんだけだろ?
で、新八の事を知ってるのも銀さんだけで十分じゃん。
他のはいいんだよ、いらねぇんだよ。
新八は銀さんだけの畑でいいんだよ。
だからそれ以外の新八はいらねぇ・・・て訳ねぇじゃん。
銀さんがそんな事する訳ねぇし?
どんな新ちゃんだって漏れなく欲しいし?
だからアレだ、きっと他のヤツラが押したんだ、うん。
だって銀さん、
新八のケツ触ってただけだからね?」

「・・・銀ちゃん、黒い何かが出てるネ」

「うるせぇよっ!
待ってろよ、新八!今銀さんが助けに行ってやるからなぁぁ!!
だからいい感じで今日の記憶を
失くしてて下さいっ!」

「あ、待つヨロシ!私も行くネ!」

そう言うなり銀時は手すりを飛び越して、そのまま
空中へと身を放り出し、神楽もその後に続いたのであった。

 

 

 

 

 

 


人気投票はどうでもいいですが、

新八は必要です。

 

・・・いや、本当。

**************
六万打企画第七弾。Mag.様からのリクで、
「268訓の、新八突き落としたその後の話。」
との事でしたが・・・如何でしょう、少しはフォロー
出来てますでしょうか?(いや、無理だろι)
とりあえず無意識病みとなりましたが・・・
本当、あれは酷いですよねι
個人的には定春・エリーコンビに助けられて、
坂田は少しの間無視されてればいいと
思ってます(笑)

こんな感じになりましたが、少しでも
楽しんで頂けたら嬉しいですv

企画参加、有難うございましたvv

拍手[3回]




ややこしい事この上ないので、子供の銀さんを『ぎんときくん』と
呼ぶ事にしました。

そう決めた時、視界の隅で妙な声を上げながら身悶えていた
マダオは見ない方向とします。

ってか年上プレイって何だ、コノヤロー。



 


とりあえず、ぎんときくんを外に出すと余計な混乱を招く・・・と言う
銀さんの強い要望により、今日は一日家で大人しくしている事に・・・
って言っても、何時もとやる事は変わらないんだけどね。

だって今日も仕事ないし。

と言う事で僕は洗濯機をまわしつつ、部屋の掃除をしている。
ちなみに神楽ちゃんは、ぎんときくんの反応が詰まらないらしく、
早々に外に遊びに行ってしまった。

確かに、夢の中で見た時から思ってたんだけど
子供にしては反応が薄いんだよね、ぎんときくん。
あんまり笑ったりしないし。

でも・・・と、窓を拭きながらチラリと視線を後ろにやる。
すると直ぐにキョトリとした目がこちらを見返してきた。

「・・・なに?」

「ん~・・・いや、詰まらなくないかな~って思って」

「別に。大丈夫」

そう言うぎんときくんは、何が楽しいのか先程から
ずっと僕の後を着いてきている。

移動すればテコテコと。
立ち止まればその場でジッと。
時折、何をしているのか聞かれて。

これは・・・懐かれてるのかな?

だったら嬉しい。と僕は掃除を再開させながらクスリと笑う。
だってずっと触りたかったフワフワの頭が僕の後を着いてきてるのだ。

・・・ま、掃除の途中だから触らないけどね。
触るのは、掃除を終えてちゃんと手を洗ってからだ。

あ、そう言えば以前、僕が二・三日休みを貰って出勤した後の銀さんが
まさにこんな状態だったな~と思い出す。

何処に行くにもついてきて、でも手伝う事なんかせず
只ひたすら話しかけてきて後ろにはっついていたっけ。

あの時は本気でウザイだけだったけど・・・子供って凄い。
普通に可愛くてどうしようもないよ、コレ。
最終形態がアレなのに。

そんな事を考えていると、不意にじっとりとした視線が
ソファから投げかけられた。

「・・・ね、新ちゃん。何か酷い事考えてない?」

「いえ。ただ時の流れの恐ろしさを実感してただけです」

「あれ?何でだろ。
銀さん突然泣きたくなったよ?」

「なら本格的に泣く前にどいて下さいよ。
ソコも掃除するんですから」

そう言って銀さんが寝転んで居るソファほ指差す。
さっきから言ってるのに、ダラダラと交わして動こうとしないんだから。

今度こそ立ち退かせてやるっ!と気合を入れていると、
不意に袖をクイクイと引っ張られた。

「新八、んなおっさんほっとけって。
年寄りだから動きも頭もにぷいんだよ」

「誰がおっさんだコノヤロー!
言っとくけどな、銀さんまだ若いから!
終始動いてないと死んじゃうぐらい
フットワークも軽いからっ!」

蔑むように言葉を吐くぎんときくんに、勢い良く銀さんが
立ち上がってぎんときくんと向かい合う。

・・・ってか銀さん、終始動いてないと・・・って
それ、なんて魚類?

まぁソファは空いたから良しとするか・・・とさっさと窓を
拭き終え、今度はソファへと移動する。
その間も、背後の口喧嘩は続いていて・・・

 

 

・・・って、だからなんで銀さんまで着いてきてるの?

 

 

ちなみに一緒に掃除しますか?と誘ったら、二人とも同じように首を振った。

全く、変なトコばっか同じなんだからっ!

呆れながらも付き合っていられない・・・と、僕は後ろに大小の
白い毛玉を伴ったまま、掃除に洗濯と仕事に励んだ。

ちょっとだけ・・・本当にちょっとだけ
嬉しかったのは内緒だ。

その後、帰って来た神楽ちゃんも加わってお昼となった。
凝りもせず銀さんは顔中にご飯粒をつけてきたので、
今度は雑巾を投げつけてやった。

・・・うん、夕飯は麺類にしよう。

 

 

 

 

 



「そう言えば今日は空、見てないね」

夕方、和室で洗濯物を畳みながら
隣に座っているぎんときくんに問い掛ける。

本当は買い物に行きたかったのだけど、僕が行こうとすると
ぎんときくんも付いて来ようとするので、銀さんにお願いしたのだ。
最初は渋っていた銀さんだったけど、流石に僕とぎんさきくんを
外に出す勇気はなかったらしい。

ま、知り合いに会った日には、その後何を言われるか
判ったものじゃないしね。

神楽ちゃんも酢昆布が切れたらしく、銀さんに付いていって・・・
・・・若干悪い予感がするのは、気のせいだと思うことにしておく。

で、今現在万事屋に居るのは僕とぎんときくんの二人だけで。

じっと洗濯物を畳む僕を見詰めているぎんときくんに、
そう言えば夢の中ではボーっと何処かを見上げていたっけ・・・と
思い出して聞いてみたのだけれど。

「空?」

不思議そうに答えられ、あれ?と僕は首を傾げた。

「違った?なんか何時も上を見てたから・・・」

空が好きなのかと思ってたんだけど。そう言うとぎんときくんは
あぁ・・・と頷き、

「別に。あれはただ何も見るものがなかったから」

だから、見てても見てなかった。

何の感情も浮かんでいない顔でそう言われ、僕は少しだけ言葉に詰まる。

確かに夢の中の彼はいつも一人で。
どんな場所でも、その目には映していなくて。

でも、僕は知っている。
知らないけど、知っているんだ。

いつの日かその目が、辛いけれどかけがえのない道を
見つける事を。

そして、その途中に僕や神楽ちゃん。
大勢の人が待っていると言う事も。

けれどそれを上手に伝える言葉を見つけられず、
僕はぎんときくんを引き寄せて、そっと小さな体を抱き締めた。

そしてゆっくりとフワフワの頭を撫で付ける。

どうか少しでも、この想いが伝わるよう願いを込めて。

ぎんときくんはそれが擽ったのか、僕の腕の中で身じろぎ、
小さな笑い声を上げた。


「でも、今日は新八が居るから、見るのが大変だったな」


クスクスと笑う声に、その小さな呟きに。
そして遠慮がちにしがみ付いてくる小さな手に。

僕の視界は滲んで・・・消えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・帰ったか」

「銀さん・・・」

あれからどれだけ時間が経ったのか、俯いた顔を上げて見れば、
部屋は既に暗くなっていて、苦笑を浮かべた銀さんが立っていた。

勿論、腕の中に居たあの子はもういない。

「あ~あ、こんなに新ちゃん泣かせやがって。
仕方のねぇガキだなぁ、おい」

銀さんは僕の前にしゃがみ込むと、ホロホロと流れる涙を
そっと拭い、そのまま僕の頭を抱え込んだ。

そして


「・・・有難うな、新八」


そう言って旋毛に落とされた銀さんの唇に、
僕の涙はまたポトリと落ちて、


その先で、笑っているぎんときくんの顔が見えた気がした。

 

 

 

 

 

 



 

 


その後、ぎんときくんの夢を見る事はなかった。


・・・のだけど。


「・・・ね、新ちゃん。
なんかものっそく見覚えのある光景と顔があるんですけど」

「偶然ですね~、僕もですよ」

ある日の朝、布団の上で上半身を起こして頬を引き攣らせている
銀さんに、僕は乾いた笑みを浮かべる。


や、だってさ、これ・・・


「おい、聞いてんのか?俺の名前、銀時だってんだよ。
ま、今は白夜叉とか言われてたりする時もあっけど、
それは却下な。銀時さんって呼べ、銀時さんって」

そう言ってくるのは、見慣れた顔よりも若干若かったりする訳で。

「何だ、テメー!んな事要求してんじゃねぇよ!
ちょっと萌えるじゃねぇかぁぁぁ!!!」

「あ?なんだ、この白モジャ・・・ってあれ?
なんか今ズキンて来た。
言ってて胸がズキンって来たぞ!?」

「ザマァミロ、この腐れ天パッ!!
ってあぁぁ!!
こっちもズキンて来たぁぁぁ!!!!」

 


・・・うん、やっぱ笑うしかなくね?

**********
六万打企画第六弾。ののじ様からのリクで
「現在VS過去」と言う事でしたが・・・如何でしょうか?
あんな素敵なものを戴いたと言うのに、何時も以上に
纏まりのない話に・・・orz
しかも白夜叉、最後だけだし(笑)

こんな感じになりましたが、少しでも楽しんで頂けたら
嬉しい限りですv

企画参加、有難うございましたvv

拍手[1回]



 

「元の場所に戻してきなさい」

とりあえずあのままで居る事も出来ないので、起きた銀さんと共に
居間へと移動し、僕なりの説明をしてみた。

・・・ら、この言葉だ。

「いや、犬猫拾ってきた訳じゃないですからね?
僕の話、ちゃんと聞いてました?」

「聞いてたよ?だから言ってんじゃねぇか。
夢の中で会ったガキをそのまま連れてきちゃったってオマ・・・
嘘吐くにももっと他にあるだろうが」

「どっちかって言うとコイツの方から新八について来たって感じネ。
流石銀ちゃん、ちっちゃくてもウザイ根性アル」

そう言って神楽ちゃんは僕の膝に座っている小さい銀さんのほっぺを
ツンツンと突っついた。
それがイヤだったのか、小さい銀さんはフルフルと頭を振って
逃れると、体を反転させてギューッと僕の胸元へとしがみ付き、
ホ~ッと力を抜いた。

「・・・やっぱりコレ、銀ちゃんネ」

懐きっぷりが同レベルヨ。と神楽ちゃんが呆れた声で言うと、
銀さんはガクリと肩を落とし、深々と溜息を零した。

「・・・ま、とりあえずあれだ。
オマエは朝飯の用意して来い」

そう言われ、ハッと時計を見れば確かに何時もの朝食の時間は
過ぎていて。
僕は慌てて膝の上の子供を降ろし、台所へと足を向けた。
当然のように降ろされた子供も僕について来ようとしたが、
それは銀さんに止められる。

うん、確かに火を使う場所だしね。子供は危ないかも。

渋る子供の頭を撫で、少し待っててね。と言うと
神楽ちゃんにも顔を洗ってくるようにと告げる。

さ、とりあえずは朝御飯の用意だ。

お客様用の茶碗を取り出しながら、僕は一先ず料理の事だけを
考える事にした。

 

 




 

「認めたくねぇがやっぱ俺だわ、コイツ」

テーブルに料理を並べ、皆が席に着いた後ポツリと銀さんが
呟いた。
どうやら僕が料理している間に何かを確認していたらしい。

「そうですか・・・でも一体どうして・・・」

やっぱり僕が何かしちゃったんだろうか・・・と悩んでいると、
ま、いいじゃねぇ?と呑気な声が返って来た。

「そう長く居ることもねぇだろ。俺の記憶にこんなのは
全然ねぇからよ」

「そうなんですか?」

銀さんの言葉に、ちらりと隣に座って勢い良くご飯を食べている
子供を見る。

だからって安心も出来ないけど・・・
あ~あ、ご飯粒そんなにつけちゃって。

「そうそう。だからあんま気にすんな、放っときゃいい・・・
って何してんだコラ」

「え?何ってご飯粒一杯ついてたから」

全く、しょうがないな~。なんて言いながら、顔についた
ご飯粒を取って食べていると、何故だか銀さんがフルフルと
震えだした。
そして次の瞬間、ものっそい勢いでご飯を食べ始める。

その顔には子供と同じ・・・いや、それ以上にご飯粒
ついていて・・・

「もう、銀さんったら。仕方ないですね~」

 

はい、布巾。
とその顔に向けて思いっきり布巾を叩きつけた。

 

 

 

 





「愛がねぇ、全然見えねぇ」

朝御飯を食べ終えたと言うのに、銀さんはソファの上に寝転び、
膝を抱えて丸まっている。

所謂拗ねているポーズなんだろうけど、おっさんがやっても
可愛くないし、拗ねると言う事が既にウザイ。

「失礼ですね。雑巾じゃなくて布巾ってトコに
愛を感じてくださいよ」

「・・・微妙過ぎねぇ?その愛」

「あるだけマシでしょ」

ってか食べて直ぐ横にならないで下さい。チロリと視線を
向けてくる銀さんに一言告げると、僕は後片付けをするべく
食器を手に台所へと向った。

全く、幾ら過去の自分だと言っても、子供の前でダラダラし過ぎだ。
や、自分だからこそなおの事悪いのかな?
だって絶望しかないじゃん、アレ。
あ、でも反面教師となり得るかも・・・

等と考えながら食器を洗っていると、不意に足元に暖かいモノが
ポテッとくっ付いてきた。
見てみれば僕の足元に、白い毛玉がくっ付いていて。

「どうしたの?」

そう聞くと、毛玉はフルフルと横に動き、そのまま僕の足元に
腰を降ろしてしまった。

「そこ、寒いでしょ。向こうに行ってていいんだよ?」

「・・・別に。寒いのなんて慣れてるし」

そう言ってますます擦り寄ってくる温もりに、僕は一つ息を吐くと
腰を降ろして子供の銀さんと視線を合わせた。

「僕はやっぱり寒いかな。だからここに居るならさ」

クルリと背中を向け、負ぶさるようにお願いする。

「・・・や、なんで」

チラリと肩越しに見れば、無表情ながらも何処か不審げな色が
浮かんでいて。

・・・うん、僕も突然すぎるかなって思うけどね。
でもさ・・・

「いいからいいからっ!」

そう言って子供の銀さんの手を引き寄せると、そのまま腕を回して
無理矢理背負い、勢いをつけて立ち上がった。

後ろで うわっ!と声が上がり、小さな手が僕の首に、
そして小さな裸足の足が僕の腰へとしっかりしがみ付いてきた。
その冷たさに一瞬冷やりとするが、僕はお構い無しに背中にある体を
背負いなおし、片手を前に回すと、小さな手をポンポンと叩く。

「うん、やっぱりこうしてた方が暖かいや。
後少しで洗い物終わるから、それまでこうしててくれるかな?」

顔を向けてお願いすると、背中に居る子供はギュッとしがみ付く腕に
力を入れて、 仕方ねぇなぁ。 なんて言いながら
僕の肩口に顔を埋めてしまった。

それにクスリと笑い、じゃあ確りしがみ付いててね。と言って
上半身を少しだけ前に傾けると、両腕を離して洗い物を再開する。

見えるのは残り少なくなった洗い物と、腰に回ってる小さな裸足。

・・・やっぱ寒そうだよね、コレ。
大きいけど、僕の足袋履居て貰おうかな。
あ、そう言えば銀さんも何時も裸足だったっけ。
って事は、これって小さい頃からの癖かなんかかな。
それだったら無理強いは出来ないけど・・・でもなぁ。

なんて思ってたら、不意にその小さな足に、大きな手が被さってきた。
序に僕の・・・と言うか背負ってる銀さんの背中にも。

「お~い、何さっきから羨ましい事してんですかコノヤロー。」

「ぐぇっ」

「うわっ!ちょ、銀さん?何してんですか、アンタ!」

背中から聞こえてきた潰されるような声に慌てると、
子供の銀さんが置いているのとは反対の肩口から、銀さんの顔が
ヒョッコリ出てきた。

「いや、ちょっと微妙な愛を確かめに?」

「んなもんこの瞬間に砕け散ったわぁぁ!!
ちょ、大丈夫?銀さん」

「ん?大丈夫だよ?」

慌てて問い掛けると、何時もの銀さんが飄々と答えてきた。

「アンタじゃねぇぇぇ!!!!」

あぁもうややこしいな、コレっ!

とりあえず大声で神楽ちゃんを呼んで、銀さんを強制的に
排除して貰う。
そして幾分かぐったりしている体を背負いなおし、
くるりと顔を向ける。

「ごめんね。大丈夫だった?」

「・・・おっさん臭くて息、出来なかった」

苦笑してそう言えば、ムッスリとした声が返ってきて、
ちょっとだけ銀さんに同情した。


うん、流石に自分に言われたら傷付くよね、コレ。

とりあえずもう一度 ごめん と謝罪し、本人の前では
言わないようにお願いしといた。

 

 

 

・・・あ、まだ残ってたや、愛情。

***********
すみません、もう少し続きますι

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時々、僕は似たような夢を見る。
それは大抵僕が万事屋に泊まった時。

場所は何処かの家の中だったり、外だったり、戦場だったりと
違うけれど、出てくる人物はいつも一人。

それはまだ幼い男の子で、何をする訳でもなく、ボーっと何処かを
見上げている。

ずっとずっと、どの場所であっても
たった一人で。

でも僕はと言えばその男の子に声を掛ける事も、掛けられる事もなく、
ボーっと見詰めているしかなくて。

夢なんだから少しは自分の思い通りになってくれればいいのに・・・
と思いつつ、密かに、何処か見慣れているその子のフワフワとした
銀色の髪に触れてみたいと思っていた。

そんな思いが通じたのか、その日見た夢で、初めて男の子の視線が
僕の方へと向けられた。

最初は驚いたけど、その男の子も不思議そうにきょとんと、
これまた見慣れている赤い色の混じった瞳を大きく見開いていたので
思わずクスリと笑ってしまった。

そんな僕に少しだけ警戒心を解いたのか、男の子がポテポテと
直ぐ傍まで寄ってくる。

そして見上げてくる顔に、僕は あぁ、やっぱり。と納得して
視線を合わせるためにその場にしゃがみ込んだ。

『こんにちは。僕の名前は新八、君の名前は?』

怖がらせないように、男の子の小さな手をそっと握って問い掛けると、
男の子は少し考えた後、ゆっくりと口を開いた。

 





 

 

 

・・・所で僕はパチリと目を開いた。

見れば既に見慣れた万事屋の天井があって、差してくる光が
起きる時間だと僕に教えていた。

・・・本当、変な所で律儀な自分の体内時計が恨めしい。

折角あの子に触れる事が出来て、しかも話す事まで出来たというのに。
こんな時ぐらい少し狂ってくれてもいいんじゃない?
どうせ銀さん達だって、僕が起こさなきゃずっと寝てるんだし。
もういっその事不貞寝してしまいたい気分だ。
・・・って、そうだよ。今すぐ寝たら、もしかしたらさっきの続きが
見られるかもしれないじゃないか。

そう思った僕は、今日は少しだけ朝寝坊する事にして
再び目蓋を閉じた。

・・・が、なんとなく変な感じがして、また目をパチリと開ける。

違和感があるのは僕の右手だ。
なんか誰かに掴まれてる様な気がする。

・・・って、誰かも何もきっと銀さんだろうけどね。

また怖いテレビでも見て入り込んで来たのかな。と、僕は小さく息を吐き、
ゴロリと体を右側に向けた。

「・・・あれ?」

けれど想像していた場所に銀さんは居なく、ちゃんと自分の布団で
大人しく眠っていた。

勿論寒さもあってか、ばっちり首元まで布団を被っている。

・・・じゃあ僕の手を掴んでいるのは一体・・・

布団の中だと言うのに、一瞬にして体温が下がるのが判る。

え?ちょっと待って、ちょっと落ち着こう、僕。
もしかしたら気のせいって事も・・・ないね、うん。
なんかやっぱあるし。なんかフニフニしてるし。

「って、フニフニ?」

視線を銀さんに止めたまま、恐る恐る手を握り締めると、
フニフニと柔らかい感触がした。
しかも何だか小さいし、暖かい。

じゃあ神楽ちゃんか?とも思ったけど、記憶にある神楽ちゃんの手よりも
それは小さいものだ。

「・・・よし。男は度胸だ」

とりあえず暖かいのだから、銀さんの苦手なものでもないだろう。
と、僕は覚悟を決めてそっと布団を捲り、中を覗いてみた。

「・・・毛玉?」

思わずポツリと呟いてしまったのも無理ないと思う。
だってなんか白いフワフワしたのが捲った布団の中に居たのだ。

だが、それは毛玉なんかではなかったらしく、
モゾモゾと動き始めた。

そして見えてきたのは、現実でも夢の中でも見慣れた
赤みの差している、ボーっとした瞳で。

あれ?僕、実はまだ寝てるのかな?
もしかしてさっき本当に寝ちゃって、これは夢の続き?

呆然と夢の中で会ってた男の子を見ていると、
その子はあの時の様にゆっくりと口を開いた。

「ぎんとき」

「・・・え?」

突然言われた言葉に頭がついて行かず、気の抜けた声を出してしまった
僕に、その子はもう一度はっきりと言葉を綴った。

「だから、おれの名前、ぎんとき。
さっき言う前にいっちゃったろ?」

だから。と言ってギュッと僕の手を握ってくる感触が、
とても夢の中の事だとは思えず・・・

一先ず男の子には名前を教えてくれた礼を言い、
でも、念の為・・・と、枕元に置いてあった時計を
隣で気分良く眠っている銀さんに向けて全力投球してみた。

 

 

 

 

 

「ぎゃっ!!!!」

「・・・あ、夢じゃないや」

**************
六万打企画第六弾。之ノ字様からのリクですが・・・
すみません、もう少し続きますι

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