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今日は用事があったので、午後から万事屋に行きました。
・・・まさかまだ寝てるって事はないよね。
ありそうだから怖いんだけど、あの人達。
幾分ドキドキしながら玄関に手を掛けると、ちゃんと開いてたので
少しだけ安心した。
うん、起きてはいるみたいだ。
「お早うございま~す」
ってもうお早うって時間じゃないけどね。
まぁある意味合ってるだろう。
僕は玄関に上がりながらそう挨拶すると、居間の方からも
挨拶が返って来た。
・・・ダルそうなのは何時もの仕様なのか、起きたばかりだからか
悩むところだ。
とりあえず居間へと顔を出すと、ダラリとした銀さんがソファで
ダラけていた。
「あれ?神楽ちゃんは?」
「おいおい、来て第一声が神楽ですか。
銀さんへの愛の言葉はどうしたんですかぁ?」
「ちゃんとご飯、食べました?」
「おいぃぃい!!!無視ですか!
銀さんの言葉は無視ですかぁぁ!!?」
あ、いやでもご飯の心配してるって事はある意味愛からか?
とか世迷いごとをほざきながら、銀さんは首を掻き、体を起こした。
「神楽は遊び行ったよ。で、ご飯もきちんと食べましたぁ。
ったく、心配なら勝手に用事作んじゃねぇよ。
寧ろ万事屋から出てくんじゃねぇよ」
「何ですか、軟禁宣言ですか、それ。」
呆れてそう返すと、銀さんはピクリと眉を動かし、顎に手を当てて
黙り込んでしまった。
なんか アリか?ん、アリだなソレ。なんて言葉が聞こえた気がしたけど、
多分幻聴だ。
ってか蟻が居たんだな、きっと。
もう、銀さんが甘いモノばっか食べてるからだよ!
でも何も言わずに僕は台所へと向った。
いや、本当なら文句の一つでも言う所だけどね。
今日は何時もより時間がないから。
きっと後片付けとかもしてないからね、あの人達。
だから構ってられないだけだから。
僕の第六感もそれが正しい!って言ってるから!!
で、台所へ行って見れば案の定、食器がそのまんまにしてあった。
・・・ま、いいけどね。
今日の僕は寛大だ。
ってかちょっと有難う、ずぼらな性格達。
だってまだ少し居間へと戻る時間が欲しいしね。
アソコ、今ちょっとおかしな人が居るから。
何時もよりゆっくり丁寧に食器を洗い、お茶を持って居間へと
戻る。
そこにはまだ何かを考えている銀さんが居た。
・・・何をソコまで真剣に考えてやがる!!と突っ込みたいけど
止めておく。
その代わり、ちょっと雑に湯呑みを置くと、和室へと足を向けた。
昨日の夜のウチに洗濯、干しといたんだよね。
もう乾いたかな?
「ってまた!!」
襖を開けた瞬間、入ってきた光景に、僕はキッと銀さんを振り返った。
「銀さん!起きたら布団上げてくださいって何時も言ってるでしょ!」
全くダラシないったら!!そう怒ると銀さんは頭を掻きながら
こちらに顔を向けた。
「いや、それはアレだよ?ダラシナイとかじゃなくてね?
一々敷くのとか面倒臭いじゃん?だからさぁ~
効率性を重視してだな~」
「どんな効率性だよ。昼寝の効率性か!?
それ以上まだダラダラする気ですかアンタ!!!」
「いえ、ムラムラする気です」
そう言うとニヘラと笑い、和室の前で佇んでいる僕の元へとやって来た。
思わず後ずさりしたくなったが、それもヤバイ。
だって後ろには敷きっぱなしの布団がぁぁぁぁ!!!!
その後、僕が布団を上げる事に必死になったのは言うまでもない。
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そろそろ本格的に原稿がヤバイんですが、
文通編のお陰で、ずっとムラムラしっ放しです(おいι)