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銀魂(新八中心)の同人要素満載のサイトです。 苦手な方はご注意を。
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神楽も銀時さんも出掛けてしまった午後。
新八は何時ものように家事に勤しんでいた。

「掃除も済んだし・・・後は・・・」

持っていた掃除機を片付け、次の仕事をやろうとしたその時、
新八の耳に聞きなれない音が入ってきた。

あれ・・・なんだっけ、この音・・・

暫しボウッと考えていると、同じ音が再度連続で鳴らされた。

「・・・て、チャイムの音じゃん!!ちょ、はーい、今行きま~す」

あまりに鳴る機会のないチャイムの音に、その存在を忘れてしまっていた
ようだ。
新八は恥ずかしさのあまり頬を染めながらも、急いで玄関へと向かった。

もしかしたらお客様かもしれないのにっ!

確立は低いけれど・・・と微かな希望を抱き、お待たせしました。と
扉を開ければ、そこには・・・

「お~、金時は居るがか?」

あははは と、無駄に爽やかに笑いつつ、立っている坂本の姿があった。

 


「粗茶ですが・・・」

銀時はいないが、忙しい中やって来たのだろう坂本をそのまま帰すのも
どうかと思い、新八は居間へと案内し、お茶を入れた。

「ボクは偉いのぅ。あんまり構わんでいいきに。酌してくれれば

「いや、お茶ですからね、これ」

無理です。と、手招きする坂本に笑顔で、けれどもきっぱりと断ってから
新八は向かいのソファへと腰を下ろした。

「しっかりしとるのぅ、ボクは」

「姉にタバコに火を着けさせたり酌をさせたがるような輩には
厳しく接しろと言い付かっているもので」

新八の答えに坂本は、そりゃぁいい姉上じゃ。と笑うと、キョロリと
辺りを見回した。

「で、金時はドコに行ったがか?」

「ん~・・・多分パチンコだとは思うんですが・・・」

「なんじゃ、金時はいい年してまだ銀玉遊びか」

仕方ないのぅ。笑う坂本に、新八も苦笑を零す。
 

・・・って言うか、そこは間違えないんだ。


新八が変な所で感心していると、ならば・・・と坂本が新八へと視線を移し、

「で、ボクはき○玉遊びはするん・・・」

っておぉぉぉぉぉぃっ!!!何でソコで間違えるの!?
さっき言ってましたよね?ちゃんと言えてましたよね!!?」

安心したのも束の間、何でもないように出された言葉に、新八の
ツッコミが冴える。

「なんじゃ、ボクはまだしたことないがか?ならわしが一つ・・・」

何ソレ、そのままの意味ぃぃ!?
いいですから、したいとも思わないし、する予定も未来永劫ないですから、
そんな遊びぃぃぃ!!!

軽い笑い声と共にゴソゴソとし出す坂本に、慌てて立ち上がり、
その手を止めようとテーブルに身を乗り上げて近付いた。

だって、こんな真昼間からそんなモノ、見たくもない。
本当に、心底マジで。

必死に手を伸ばした所で、パシッとその手を坂本に掴まれた。

「じゃあわしが遊ばせてもらうぜよ」

「へ?」

言われた意味が判らず、顔を上げれば、そこには今までの笑いとは
違い、ドコか背筋が冷たくなるような笑みを浮かべた坂本が。

「坂本さ・・・」

一瞬固まってしまった体で目の前の男を見詰めれば、坂本はその笑みを
益々深め、空いている方の手を新八へと伸ばしてきた。

その手の意図に気付いた新八は、慌てて体を引こうとするが、
思ったよりも強く腕を掴まれているせいで、あまり意味をなさない。

「ちょっ!何すんですか、アンタ!!」

それでもなんとか逃げながら、怒鳴りつけると、坂本はニヤリと笑ったまま
尚も追いすがる。
そしてとうとう袴を掴まれ、その手が中へと進入しようとし始め、
新八の背筋がますます凍った。

「坂本さん!!」

「なぁに。金時が銀玉で遊んでるなら、ボクとわしはき○玉遊びを・・」

「するかボケェェェェェェ!!!」

逃げる事が適わないと観念した新八は、ならば・・・と坂本に向かって
身を乗り出し、力の限り頭突きを咬ましたのだった。

 

 


「・・・ボクはつれないのぅ」

「当たり前です」

トラウマを植付けに来たんですか、アンタは。低い声でそう言い捨てながらも、
濡らして来たタオルでソファに横になっている坂本の鼻を冷やす新八。

「いやいや、植え付けたいのはトラウマじゃくて種じゃき

うぉぉぉぃ!ドコまでセクハラ気分!!?
爽やかにとんでもない事言わないでください!」

全くもう・・・新八は大きく溜息を吐くと、冷やすのに邪魔なサングラスを
取ろうと手を伸ばした。
するとまた坂本にその手を掴まれる。

その行為にビクリと体を竦めると、それに気付いた坂本がクスリと笑った。

「・・・・なんですか」

ビビッてしまった事と、それに気付かれ笑われてしまった事に
新八はムッと口を尖らす。

「大丈夫じゃき。もうあんな遊びはしないき、安心するぜよ」

坂本はそう言って新八を宥め、掴んでいる手に口元を寄せた。
次の瞬間、可愛らしい音と生々しい感触が手に感じられ、
新八の顔は真っ赤に染まる。

「なっ・・・」

突然の事に口をパクパクと開けるだけで言葉に出来ない新八を余所に、
坂本はもう一度とばかりに、今度はベロリとその手を舐め上げ、

「次は遊びじゃなくて本気じゃ、新八」

そう言って、ニヤリと口元を上げたのだった。


*******************
春日様から頂きましたリクエスト
「いつもの如くヘラヘラしているが
グラサンの奥の目が獣の坂本に喰われる新八」
え~・・・すみません。食われませんでした(笑)
本当、仇返しになってしまいましたが・・・如何なもんでしょうι
少しでも気に入って頂けたら嬉しい限りなのですが・・・(滝汗)
って言うか坂本の口調が判りませんでした~。
色々とエセですみませんι
こんな調子ですが、これからもどうぞよろしくお願いします!
 

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