[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
※『色々やらかすのも~』のおまけ的なモノ※
※ほぼ会話分です※
その後、自称リアルケイドロをしていた二人は土方に拳固をくらい、
その場で確保。
ズルズルと引きずられるまま屯所へと連れて来られ、おまけに
新八の保護者として、呼びたくは無かったが仕方なく銀時までもが
呼び出されたのであった。
屯所の一室。そこに沖田と新八は正座をさせられ、その前に大人たちが
立って向かい合っていた。
「オマエラなぁ、本っっっ当!
なんて遊びしてやがんだよ、おいっ!」
「なんて遊びって・・・知らないんですかィ?
あれはケイドロってヤツで・・・」
「ちっげぇよっ!名前を聞いてる訳でもねぇし、
あれをケイドロとは呼ばねぇっ!
ってかそう言う意味で聞いてんじゃねぇよっ!!!」
怒鳴る土方に、沖田が飄々と答える。
それに再び怒鳴る土方。
既に額の血管が切れそうだ。
土方はとりあえず一つ息を吐くと、今度は新八へと視線を向けた。
「って言うかテメーも一緒になってやってんなよ。
普通そこはツッコム所だろ!?
職務放棄しんてじゃねぇ!」
「いや、別にツッコミが職務って訳じゃないですし・・・」
「ちなみに俺はきちんと職務を全うしてやしたぜ」
「そこでツッコミ入れなくてもいいし、テメーに関しちゃ
職務とは言わねぇんだよ!
何一般人巻き込んでくれてんだ、おいぃぃ!!」
「あ、それなんだけどよぉ」
ソコまで叫んだ所で、それまで黙っていた銀時が軽く手を上げた。
「アレかな?ここはやっぱり王道のあの台詞を言っちゃっていい
べきかな、コレ。
あ~・・・とりあえずアレだ。
何ウチの奥さん誑かしてんだ、コノヤロー」
真顔で告げる銀時の頭を、景気よく土方が叩く。
「ってちっげぇよ!!何だそれ、
丸っきり違う王道の台詞に
なってんじゃねぇかぁぁぁ!!!!」
「旦那ぁ、そいつは違いますぜィ?誑かした訳じゃねぇ、
一人にしといた旦那が悪いんでさァ」
「や、ただ単に散歩してただけですけどね、僕」
とりあえず何にでも悪乗りする沖田の頭も叩き、土方は大きく息を吐いた。
「まぁアレだ。とりあえず二人ともあの遊びは今後一切するな、
あれは俺達の仕事だ」
「判りやしたぜ、土方さん。
常にやる気満々でしたが、土方さんがそう言うなら仕方ねぇ。
今後一切、巡察も捕縛もしやせんっ!」
「いや、それはしろよ。
ってか仕事だろうが、それはぁぁぁ!!!!」
えぇ笑顔でそう宣言する沖田に、土方が怒鳴る。
その隣で銀時が面倒臭そうに頭を掻きながら、新八へと近付いた。
「ま、オマエもな、新八。
そんな危険な上に金にならねぇ事してんじゃねぇよ。
ってか誘えよ、散歩。
俺を一人にすんじゃねぇ。」
「ってそこかよっ!
違うだろうが、注意するトコが!!」
「うっせぇなぁ。俺にとっちゃ一番大事なトコなんだよっ!
中々帰って来なくて
泣きそうだったんだよ、実際!!
大体なぁ、今言ったように、そんなのはこいつ等の仕事なの。
それを盗っちゃダメでしょうが。
まんま給料泥棒になっちゃうよ、こいつ等!」
「旦那ぁ、そこは任しといて下せェ。
そん時はリアルケイドロの恐怖、
とくと味合わせてやりますぜィ」
「え?今度は土方さん達が相手なんですか?
うわ~、緊張しますね、それ」
「ちょ、また職務放棄ぃぃぃ!!!??」
「・・・て、今まさに俺らが職務放棄だよね、コレ」
巡察、途中なんだけど・・・
ギャーギャーと騒いでいる面々を眺めながら一人、山崎は持ってきていた
お茶に口をつけ、大きく息を吐いたのであった。
********************************
なんとなく不完全燃焼だったのでおまけ。
真面目な子も偶には羽目を外します(そうか?)